
トルコでマグニチュード6.1の地震が発生し、少なくとも2人が瓦礫の下敷きになったと海外メディアが報じた。
『AP通信』などの情報で、トルコ災害管理庁は10日(現地時間)午後7時53分ごろ、トルコ北西部バルケスィル県でマグニチュード6.1の地震が発生したと発表した。
欧州・地中海地震学センター(EMSC)とドイツ地球科学研究センター(GFZ)によると、震源はバルケスィル県南部のシンディルギで、深さは10kmだった。シンディルギから北へ約200km離れたイスタンブールでも揺れが観測されたという。
シンディルギ市当局によると、12棟の建物が倒壊し、4人が救出され病院に搬送されたが、少なくとも2人が依然として瓦礫の下に取り残されているとみられている。
トルコの災害当局は、本震後にマグニチュード4.6を含む複数の余震が発生したと発表し、市民に対して倒壊した建物の瓦礫に近づかないよう警告した。
北アナトリア断層、東アナトリア断層、西アナトリア断層が走るトルコでは地震が頻発している。
2023年にはマグニチュード7.8の大地震が発生し、5万3000人以上が死亡、数十万棟の建物が損壊した。隣国シリアでも6000人以上が犠牲となった。
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