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2025年08月11日月曜日
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「北朝鮮、激しく動揺」米韓合同演習UFSに極度の神経質反応…軍事境界線越えには“厳重に対応”と強気発言

引用:U.S.ARMY
引用:U.S.ARMY

北朝鮮は、今月18日から10日間にわたり実施される米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(UFS)」を強く非難した。一方で、韓国軍がUFS期間中に予定していた野外機動訓練(FTX)約40件のうち20件余りを来月に延期して実施することについては、言及はなかった。

北朝鮮のノ・グァンチョル国防相は同日、朝鮮中央通信を通じて「米韓の敵対的脅威から国家の安全利益を守ることは、共和国武力の絶対的使命である」と題する談話を発表した。その中で「一線を越えるいかなる挑発行為に対しても、自衛権に基づく主権的権利を厳格に行使する」と述べ、UFSに対する強い批判を展開した。

国防省報道官ではなく国防相本人の談話であることから、今回の発言は米韓合同演習に対する北朝鮮の公式立場とみられる。ノ氏は「敵対国の攻撃行為を抑止し、軍事的挑発に対応し、国家の安全と地域の平和を守ることは、朝鮮民主主義人民共和国武力の絶対的使命だ」とも語った。

さらに「米韓の挑発行為を強く糾弾し、それがもたらす否定的な結果について厳重に警告する。朝鮮民主主義人民共和国に向けた武力示威は、必ず米韓の安全保障をより不安定な状況に陥れる逆効果を招く」と述べた。

また「我が軍は、徹底かつ断固たる対応態勢で米韓の戦争演習に備える」とし、一線を越える米戦略兵器の展開や斬首作戦、平壌奪還などの反撃・大規模報復訓練に対して、強く対応する構えを示した。

ノ氏は、「実際の核戦争状況を想定して行われる『乙支フリーダムシールド』は、我が国に対する直接的な軍事的挑発であり、停戦状態にある朝鮮半島情勢の予測不可能性を高め、地域情勢の不安定化を固定化させる真の脅威だ」と主張した。

さらに、「誰かの『脅威』を抑止するとの名目で行われる米韓の一方的な軍事的威嚇と対決を企図する動きこそが、朝鮮半島および周辺地域の情勢が日々悪化している根本的な原因だ」と強調した。

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