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2025年08月14日木曜日
ホームニュースIT・テック【人工子宮】中国企業が世界初の“妊娠ロボット”開発、1年内登場計画が社会を揺るがす

【人工子宮】中国企業が世界初の“妊娠ロボット”開発、1年内登場計画が社会を揺るがす

引用:ニューシス
引用:ニューシス

中国のロボット企業が、世界初の「妊娠ロボット」が1年以内に登場する可能性があると報じられた。

11日付の中国メディアによると、7月1日、中国の広州卡伊瓦機器人科技有限公司創業者のチャン・チポン氏が、人型ロボットの腹部に人工子宮を内蔵したロボットを開発中であることを明らかにした。

チャン氏は「ロボットの人工子宮で実際の妊娠環境を再現し、正常な受精から妊娠、出産までを実現できる」と主張し、開発の目的について「結婚は望まないが子どもを持ちたい人々の需要に応えるためだ」と説明した。

2~3年前から計画を立て、香港に別法人を設立して研究開発を進めているという。1年以内に試作品を公開する予定で、価格は一般モデルで10万元(約205万5,443円)以下に設定する方針だと述べた。

さらに「単なる子宮環境の模倣にとどまらず、人間型ロボット内部の装置で胎児が成長できるよう設計した」と付け加えた。「妊娠ロボット」の生産計画が公表されると、各方面から懸念の声が上がった。

心理カウンセラーのチュ・チン氏は「生まれた子どもが母親との感情的な相互作用やケアを受けられず、情緒面で問題が生じる恐れがある」と指摘した。

弁護士は「胎児生産の工場化や代理出産産業の拡大、さらには階層間格差の深刻化につながる恐れがある。法的・倫理的規制を強化し、技術の悪用を防ぐべきだ」と警鐘を鳴らした。

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