ゼレンスキー大統領、あらゆる形式の会談に応じる姿勢…プーチン大統領に「無条件」の会談を提案
ホワイトハウス会談後の記者会見で表明、結果次第で3者協議も
ロシア占領地域についてトランプ大統領と「意味のある対話」

ゼレンスキー大統領は18日(現地時間)、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談した後、記者団に対し、プーチン大統領との無条件の二国間会談を提案し、あらゆる形式の会談に応じる用意があると述べた。
『CNN』によると、ゼレンスキー大統領は「どのような形式にも準備ができている」と語り、プーチン大統領との会談結果に応じて米国を交えた3者協議にも参加する意向を示した。
また、ロシアとウクライナ間の会談の詳細は把握していないとし、「自分が条件を設定すればプーチン大統領も条件を提示するだろう」と説明。そのうえで「我々は条件を付けずに会い、戦争終結への道を模索し続けるべきだ」と強調した。
トランプ大統領との会談では、ロシアが占領しているウクライナ領について長時間協議したと述べた。ゼレンスキー大統領は「地図上の比率について議論した。その比率を正確に理解しているからだ」と述べ、この問題について「率直で意味のある対話を交わした」と評価した。
ただし「これほど広大な領土が占領されているとは言えない。これは重要な点だ」と指摘し、実際の占領地域に比べ地図上の表示が誇張されていると強調した。
会談の場でトランプ大統領は、ロシアが支配下に置くウクライナ東部および南東部を示す地図を提示した。これはウクライナ全土の約20%に相当する。これについて「戦争終結のためゼレンスキー大統領に領土割譲を受け入れさせようとする意図ではないか」との見方が出ている。
さらに、会談前日にトランプ大統領はソーシャルメディアで、ゼレンスキー大統領に対しクリミア半島の返還と北大西洋条約機構(NATO)加盟断念を迫っていた。
注目の記事