
ドナルド・トランプ米大統領は18日(現地時間)、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領や欧州主要指導者との協議を一時中断し、ウラジーミル・プーチン露大統領と電話で直接会談した。
ウクライナ戦争の終結と三者会談の実現を念頭に、トランプ大統領はプーチン大統領と迅速に連絡を取り、通話後に協議を再開した。
米『アクシオス』や『CNN』によると、トランプ大統領は当日ホワイトハウスで行われていた欧州首脳との会談を中断し、プーチン大統領と通話した。会談は両首脳のみで行われ、欧州首脳は参加しなかったという。
トランプ大統領は同日、ゼレンスキー大統領との二者会談に臨む際、「本日の協議終了後にプーチン大統領と通話する」と述べていた。
両首脳の直接対話は15日に米アラスカ州で行われた会談以来、3日ぶりとなった。この日の通話では、欧州首脳との協議内容の一部が伝えられ、今後の三者会談の可能性についても話し合われたとみられる。
通話後、トランプ大統領は欧州首脳との協議に復帰した。首脳らはホワイトハウスのイーストルームで2時間以上協議を行い、その後、大統領執務室に移動して首脳のみの会談を続けた。
当日ホワイトハウスには、ゼレンスキー大統領のほか、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、英首相スター マー、独首相フリードリヒ・メルツ、伊首相ジョルジャ・メローニ、フィンランドのアレクサンデル・ストゥッブ大統領、欧州連合(EU)のフォン・デア・ライエン欧州委員長、北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長が出席した。
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