
ドナルド・トランプ米大統領は、風力・太陽光発電を「世紀の詐欺」と断じ、これらへの承認を拒否する姿勢を示した。
『ロイター通信』によると、トランプ大統領は現地時間20日、SNSのトゥルース・ソーシャルにおいて、「風力発電機と太陽光に依存してきた地域の電気料金が急騰している」と述べ、「これは世紀の詐欺だ。我々はこの非効率な時代から脱却しなければならない」と強調した。
さらに、「このような浪費と濫用に対する寛容はもう終わりにする。トランプ政権の環境保護庁(EPA)は、これらへのすべての助成金を廃止する」と述べ、「これまでに290億ドル(約4兆2,840億円)以上の助成金を取り消した」と付け加えた。
トランプ大統領は、昨年の大統領選挙を通じ、バイデン政権が推進する風力・太陽光発電を激しく批判してきた。先月29日にイギリスのスコットランドを訪問した際も、洋上風力発電について、「多くのクジラがこれで死んでいる。風力発電は最もコストが高いエネルギー形態だ」と非難していた。
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