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2025年08月25日月曜日
ホームニュース【またも試練】火星を目指す巨大宇宙船「スターシップ」、打ち上げ“17分前”に突如中止!原因は地上システム点検

【またも試練】火星を目指す巨大宇宙船「スターシップ」、打ち上げ“17分前”に突如中止!原因は地上システム点検

引用:UPI通信
出典:UPI通信

イーロン・マスクCEOが率いる宇宙企業「スペースX」が、火星探査を目指して開発中の大型宇宙船「スターシップ(Starship)」の第10回飛行試験を延期した。

スペースXは24日(現地時間)、発射の17分前にSNS「X(旧Twitter)」を通じて「本日予定していたスターシップの10回目の飛行を中断した」と発表した。理由は「地上システムの問題を点検する時間を確保するため」であり、ここでいう地上システムとは、発射台および発射支援のための周辺インフラを指す。

スターシップは同日、午後6時30分(現地時間)に米テキサス州ボカチカビーチのスターベース基地から打ち上げられる予定だった。全高121mの巨大なスターシップは、上段の宇宙船と33基のエンジンを搭載した強力な推進体スーパーヘビーで構成されている。

今回の10回目の試験発射では、打ち上げ3分後に上段宇宙船とブースターが分離し、ブースターは発射場に戻らずメキシコ湾に落下する計画だった。また、宇宙船はスペースXの次世代スターリンク衛星モデル8機を展開し、宇宙空間でエンジンを短時間点火する実験も予定されていた。

今年実施された7~9回目の試験発射はすべて失敗に終わり、先月はスターシップが10回目の発射準備中に爆発する事故も発生している。スペースXはマスクCEOが創設した米国の宇宙探査企業であり、スターシップは同社が火星探査を目指して開発中の大型宇宙船である。

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