来月3日の中国戦勝記念日を前に、在中国日本国大使館が中国滞在中の日本人に注意を呼びかけた。

28日付の日本経済新聞(日経)などの報道によると、在中国日本国大使館は前日、ウェブサイトに掲載した通知で、9月3日はいわゆる「対日戦勝記念日」であり、日本の歴史に関連する日であるため、中国人の反日感情が特に高まりやすく、注意が必要だと述べた。
中国は今年を「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」と位置付けている。これに関連して映画やドラマが放映され、閱兵式など各種イベントも予定されている。
大使館は具体的な行動指針も示した。外出時には不審者の接近など周囲の状況に注意し、特に子連れの場合は十分な警戒が必要だと呼びかけた。
また、現地の習慣を尊重し、外出時には周囲に聞こえるほどの大声で日本語を話すことは控えるよう付け加えた。さらに、一目で日本人だと分かるような服装や持ち物は避け、人が多く集まる広場や日本人がよく利用すると考えられる場所への訪問はできるだけ控えるよう助言した。

中国では日本人を標的とした犯罪が時折発生している。先月、中国江蘇省蘇州市で子どもと歩いていた日本人女性が何者かに襲われる事件があった。昨年9月には広東省深圳市の日本人学校に通学中の小学生が中国人による凶器で刺され、死亡する事件も起きている。
日本政府は戦勝記念日の行事が反日色の強いものだとして、欧州やアジア各国に対し、中国の80周年戦勝記念式典や閲兵式への参加を控えるよう外交ルートを通じて要請したとされる。これに対し、中国外交部の郭嘉昆報道官は26日の記者会見で、日本側に厳正な申し入れ(「外交ルートを通じた抗議」を意味する中国式表現)を行い、釈明を求めたと述べ、侵略の歴史を正しく認識するよう求めた。
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