4月初旬のはしか発生以降、最大2,750人が感染と推計-保健省
ワクチン未接種の男児2人が死亡、確定患者228人の一部が入院

イスラエル保健省は現地時間28日、はしかの新規感染者が152人増加したと発表。4月初旬の発生以来、累計感染者数は770人に達している。
保健省の発表によると、はしかの感染者数は約1,550人から2,750人と推定され、これは入院患者数と各自治体からの報告を合わせたものだとAFPと新華社通信は伝えている。
現在、確定患者は228人で、うち24人が入院中。大半が6歳以下の子どもだ。重症患者は2人で、うち1人が人工呼吸器を使用している。
今回のはしかの流行で、ワクチン未接種の生後18ヶ月と24ヶ月の男児2人が命を落とした。
はしか発生から1ヶ月後の5月、イスラエル保健省は全国的なワクチン接種キャンペーンを開始。それ以降、11万5,000人以上がワクチンを接種した。
はしかは感染力が非常に強い高リスクのウイルス性疾患で、通常は高熱、倦怠感、鼻水、発疹などの症状を伴う。他の疾患との重篤な合併症を引き起こすこともあり、死亡率も高い。
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