
米国のドナルド・トランプ大統領は、中国で開催された抗日戦争の勝利を記念する80周年軍事パレードに北朝鮮やロシアの首脳が集結したことについて、「全く懸念していない」と2日(現地時間)に述べた。Newsisの報道によると、トランプ大統領はホワイトハウスの執務室で、北朝鮮の金正恩国務委員長とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が中国の大規模軍事パレードに出席することに懸念を抱いているかという質問に、「いいえ」と即答した。
トランプ大統領は「中国は我々にとって必要な存在であり、私は中国の習近平国家主席と非常に良好な関係を築いている」と述べ、「中国は我々以上に我々を必要としているため、全く心配していない」と語った。さらに「実際、数週間前にプーチン大統領とも非常に良い会談を行った」と付け加え、「(プーチン大統領との会談で)成果が出るかどうか見守り、成果がなければ別の対応をとる」と明言した。金委員長や北朝鮮に関しては、特に言及しなかった。また、トランプ大統領は、スコット・ジェニングス氏のラジオ番組のインタビューで、中国とロシアが潜在的な反米連携を形成しているかという質問に対し、「全く心配していない」と回答した。
金委員長は、3日に開催される中国での軍事パレードに出席するため、前日に専用列車「太陽号」に乗って北朝鮮・平壌を出発し、当日午後に中国・北京に到着した。プーチン大統領は先月31日から中国訪問の日程を開始していた。今回のパレードには26か国の首脳が出席し、これが金委員長にとって初の多国間外交の舞台となる。特に、この軍事パレードを契機に北朝鮮・中国・ロシア3か国の首脳会談の実現が注目されている。
コメント0