
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が中国で首脳会談を行い、改めて「血盟」の関係を誇示した。中国の抗日戦争勝利80周年の軍事パレードに出席するため訪中した両首脳は、現地での晩餐会に同席した後、同じ車に乗り込み、中国・北京の釣魚台国賓館へと向かい会談に臨んだ。
プーチン大統領はこの場で、ウクライナ戦争に参戦した北朝鮮軍に謝意を示し、両国関係が友好的かつ信頼に足るものであると述べた。彼は、北朝鮮軍が金委員長の指導の下、クルスク州の解放に寄与したとし、ロシアは勇敢に戦った北朝鮮軍の功績を決して忘れないと語った。さらに、両国関係におけるあらゆる側面について議論を深める機会を得られたことを喜ばしく思うと付け加えた。

北朝鮮軍に対する「兄貴分」プーチン大統領の賛辞に、「弟分」金委員長はにっこりと微笑みで応えた。金委員長は、朝ロ関係があらゆる面で発展しているとし、もし北朝鮮がロシアを支援できるなら必ず支援するという決意を強調した。さらに、ロシアへの支援は兄弟としての義務でもあると述べた。
また、両国は多方面での協力強化に努めるべきだと語った。両国首脳間の会談は、2023年9月にロシア極東で、2024年6月には北朝鮮の平壌でそれぞれ開催された。
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