「麻薬を米国に持ち込むことは『死』と同じだ」トランプ氏、ベネズエラ運搬船に“精密攻撃”と発表

ドナルド・トランプ米大統領が、ベネズエラの麻薬密輸船に対する軍事作戦を実施したと2日（現地時間）に発表した。

海外メディア『ニューシス』はトランプ大統領が当日、ホワイトハウスの執務室で「我々は数分前に大量の麻薬を積んだ船を文字通り撃った」と述べ、「今しがたの出来事で、間もなく詳細が明らかになるだろう」と語ったと報道している。

さらに、イランの核施設攻撃に関与したダン・ケイン統合参謀本部議長に今回の作戦の功績を帰したことから、米軍が直接麻薬遮断作戦を実施したと解釈される。

トランプ大統領は「長年にわたり膨大な量の麻薬が我が国に流入し、ベネズエラからも大量に入ってきている」と述べ、「そのため我々はこれを阻止した。会議終了後、皆さんもその結果を目にすることになるだろう」と説明した。

その後、マルコ・ルビオ国務長官も「本日、米軍は南カリブ海において、ベネズエラを出発した麻薬テロ組織が運営する麻薬密輸船に対して致命的な空爆を行った」と発表した。

また、国防省高官は「米軍が制裁対象の麻薬テロ組織が運営する麻薬密輸船に対して精密攻撃を実施したことが確認されている。今後、追加の情報が発表される予定だ」と語ったと、ワシントン・ポスト（WP）紙が伝えた。