米国企業の7月の求人件数は718万件余りにとどまり、約10カ月ぶりの低水準となった。

米労働省は3日(現地時間)、求人労働異動調査(JOLTS)の結果を発表し、7月の米企業の求人件数が718万1,000件となったと明らかにした。昨年9月の710万3,000件以来、10カ月ぶりの低水準となる。
求人件数は5月の771万2,000件、6月の735万7,000件から減少が続いており、2カ月連続で減少した。
『CNN』は「求人件数が2021年4月以来初めて失業者数(720万人)を下回った」と報道。「労働市場が単なる冷え込みを超え、停滞局面に入っている兆候だ」と指摘した。そのうえで、「雇用は伸び悩み、転職は減少し、解雇も低水準にとどまっている」と分析している。
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