
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏は、イギリスのキア・スターマー首相を含む主要国首脳に対し、ガザ地区での虐殺を阻止する責任を果たすよう要求した。
グレタ氏は7日(現地時間)に公開された英紙ガーディアンのインタビューで、「世界各地で市民がガザの状況に対応しているのに対し、法的責任を負うべき者の対応はほとんど見られない」と述べた。
さらに「政府や権力者にはジェノサイド(大量虐殺)を防止し、アパルトヘイト(人種隔離)体制を支持しない法的義務がある」と主張した。
スターマー首相に対しては「歴史の誤った側に立ち、戦争犯罪を支持する者を指す言葉は現時点では存在しないが、もしあればその人々に向けられるだろう」と語った。
同首相は今週、イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領と会談する予定だ。ヘルツォグ大統領のイギリス訪問報道が浮上する中、政治的論争は一層激化している。
グレタ氏は、ガザ地区とパレスチナの人々の置かれた状況に国際社会が警鐘を鳴らすべきだとし、「リアルタイムでジェノサイドが進行する事態を傍観してはならない」と訴えた。
イギリス政府の報道官は、インタビューに対し「我が政府は当初から、即時停戦、全人質の解放、ガザへの援助物資搬入、長期的な平和と安定の必要性を明確に表明してきた」と反論した。
続けて「パレスチナとイスラエルの永続的な平和と安全を実現する唯一の道は政治的解決を追求することであり、そのために我々はパートナー国と協力している」と強調した。
加えて「我々はガザ地区での軍事行動の拡大や不適切な支援の提供など、ネタニヤフ政権の行動を非難してきた。今後も方針の転換と停戦の実施を求め続けていく」と述べた。
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