メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「家庭内暴力は犯罪にあらず」トランプ氏の暴言に非難殺到 ホワイトハウスが慌てて火消し

有馬侑之介 アクセス  

アメリカの首都ワシントンD.C.で「犯罪との戦い」を展開するドナルド・トランプ大統領が、犯罪減少の成果を強調するために犯罪の定義を再定義する動きを見せている。彼は最近、ワシントンD.C.で発生した凶悪犯罪さえも無視しており、批判が殺到している。

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

トランプ大統領は8日(現地時間)、ワシントンD.C.の聖書博物館で「ここは『セーフゾーン・シティ(safe-zone city)』と呼ばれ、犯罪はほとんどない」と主張した。さらに「(ここの)犯罪は87%減少したと言われているが、実際は87%以上で、事実上ゼロに等しい」と語った。

主要海外メディアは、トランプ大統領の発言を虚偽だと指摘している。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「トランプ大統領は証拠もなく、ワシントンで犯罪がまったくないと主張し、ワシントン市長も連邦法執行力の投入が犯罪減少に寄与したと評価した」とし、「しかし、依然として毎日強盗、暴行、窃盗事件が発生している」と報じた。

警察の統計によれば、先週の日曜日だけで、殺人1件、車両窃盗6件、凶器使用の暴行2件、強盗4件、さらに30件を超える窃盗事件が発生した。これは「犯罪はほとんどない」というトランプ大統領の発言と真っ向から矛盾している。

特に、トランプ大統領が当日、市当局に対し「『家庭内の出来事』のような些細な事件まで犯罪統計に含め、数字を膨らませている」と非難した発言は、各界から強い批判を招いた。彼は例として「夫が妻と軽く口論すると、その場所が犯罪現場になったと言われる」と述べた。

ワシントン・ポスト(WP)は「トランプ大統領は根拠なく、ワシントンD.C.において夫婦やパートナー間の衝突が警察に過度に報告されていると主張した」とし、「しかし、これは家庭内の争いが概ね過少報告される傾向にあるという数十年に及ぶ公衆衛生研究の結果と矛盾する」と報じた。

家庭内暴力の被害者を支援する団体「DCセーフ(DC Safe)」によれば、同団体は毎年約1万2,000件の相談電話を受け、そのうち約2,000件は「単なる家庭内の口論以上」の暴力リスクに該当する。DCセーフの共同設立者ナタリア・オテロ氏は、「近年、被害者が受ける暴力の度合いが著しく増加し、家庭内暴力に関連する殺人事件も急増している」と明かした。

長年にわたり、共和党の政治戦略家として活動してきたサラ・ロングウェル氏は、SNSを通じて「トランプ大統領の発言は、家庭内暴力を犯罪と見なさない無神経な行為だ」と批判した。ワシントンD.C.家庭内暴力防止連合の専務理事ドン・ダルトン氏も、「家庭内暴力の頻度と被害が十分に注目されておらず、大統領の発言はその現実をより明確に示している」と述べた。

批判が激化すると、ホワイトハウスは事態の収拾に動いた。ホワイトハウス報道官アビゲイル・ジャクソン氏は声明で、「(大統領の発言は)家庭内暴力に言及したり、その深刻さを軽視したものではない。彼のワシントンD.C.における犯罪対策行政命令には、家庭内暴力への具体的な措置も含まれている」と述べた。

有馬侑之介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「中国に逆らった代償は重かった」ジミー・ライ氏有罪、民主党解散…”消え去る香港民主”
  • 「大麻に宣戦布告したはずが…」トランプ政権が一転、“大麻規制”大幅緩和へ!合法化に現実味
  • 「ウォール街、来年の投資戦略!」ビッグテック株に見切り、“中小型・景気敏感株”へ大移動か
  • 「米国は傍観者に転じた」メルツ独首相、ロシアの脅威に“欧州の力”で対峙を強調
  • 「人間の経験と勘は不要?」20年分の“味覚データ”を学習したAIが“ビール設計”、ついに量産段階へ!
  • 「裏切った米国、寄り添ったフィリピン」比、中国のレーザー挑発に“深い懸念”…明暗が分かれた対応

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 「飢えた飼い犬が2歳女児を殺害」…米で起きた最悪の家庭内悲劇!両親に“第1級殺人”容疑
  • 「裏切った米国、寄り添ったフィリピン」比、中国のレーザー挑発に“深い懸念”…明暗が分かれた対応
  • 「中国直送の化粧品・玩具は危険!」EU、取り締まり権限拡大で中国ECに“本気の締め付け”
  • 「ここまでしないと服も買えないのか」中国で拡散する女性の“土下座動画”が突きつけた現実

こんな記事も読まれています

  • 今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
  • EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
  • SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • 「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
  • 「飢えた飼い犬が2歳女児を殺害」…米で起きた最悪の家庭内悲劇!両親に“第1級殺人”容疑
  • 「裏切った米国、寄り添ったフィリピン」比、中国のレーザー挑発に“深い懸念”…明暗が分かれた対応
  • 「中国直送の化粧品・玩具は危険!」EU、取り締まり権限拡大で中国ECに“本気の締め付け”
  • 「ここまでしないと服も買えないのか」中国で拡散する女性の“土下座動画”が突きつけた現実

おすすめニュース

  • 1
    飲酒事故で服役中の歌手キム・ホジュン、突然浮上した“舞台復帰説”に事務所が即否定

    エンタメ 

  • 2
    31公演で130万枚、興収1億8,570万ドル Stray Kidsが打ち立てた記録…11会場でK-POPアーティスト初公演

    エンタメ 

  • 3
    親交説を否定したリーダー、10年以上の関係を示唆されたメンバーは無言…「注射おばさん」波紋の行方

    エンタメ 

  • 4
    「週13本をこなした全盛期の裏側で…」忙しさが生んだ後輩との距離感、悔いの残るエピソードを告白

    エンタメ 

  • 5
    資産10億から一夜で転落…転倒事故をきっかけに人生が一変した71歳のベテラン歌手、波乱万丈な人生を告白

    エンタメ 

話題

  • 1
    EXO、冬の定番を継ぐ新曲「I'm Home」を電撃予告…「The First Snow」の感動再び?

    エンタメ 

  • 2
    「スキンケアのため訪問しただけ」SHINeeリーダー、“注射おばさん”との親交説疑惑に釈明

    エンタメ 

  • 3
    「まだAIだと思ってる?」人気俳優イ・イギョンの暴露者が新たな投稿、DM動画公開で波紋拡大

    エンタメ 

  • 4
    純白ドレスが話題に…大人気バンドQWER・チョダン、受賞の感動と母の誕生日を重ねた近況ショット公開

    エンタメ 

  • 5
    44歳で第2子に挑戦…流産・移植を経たタレントが語るリアル妊娠事情 豊胸手術も考えた?

    エンタメ