
オーストラリアの防衛産業メーカーEOS(Electro Optic Systems)が、ドローン防衛用高出力レーザー兵器「アポロ(Apollo)」を公開した。
アポロは最大150kWのレーザービームで、1分間に最大20機のドローンを撃墜できる。50mから3km先までのドローンを破壊し、最大15km離れた場所でも大型ドローンの光学センサーを無力化する。
特筆すべきは、発射費用が数十万ドルに達する迎撃ミサイルと異なり、アポロは約14円未満の電力のみで運用でき、別途の弾薬費用が不要な点だ。外部電源に接続すれば、弾薬切れを心配せずに大規模なドローン攻撃に継続的に対処できる。
アポロは6mコンテナに収納され、移動や配置が容易だ。NATO標準の指揮統制(C2)システムと連動するよう設計されており、既存の防衛ネットワークへの統合も容易である。
EOSは最近、欧州のNATO加盟国と約123億6,500万円規模の契約を締結し、2025年から2028年にかけてアポロレーザーシステムを供給すると正式に発表した。
コメント0