
米空軍は、開発中の次世代ステルス戦略爆撃機「B-21」の2号機による試験飛行の写真を公開した。米空軍の関係者は、13日(現地時間)、愛称「レイダー」で知られるB-21の2号機が最近、米カリフォルニア州エドワーズ空軍基地で試験飛行を開始したと明かした。
関係者は「2機のB-21・レイダーが飛行することでテスト作業が一層加速する」と語り、「この航空機が比類なき戦略的抑止力と戦闘力を提供できるよう、任務システムおよび兵器評価を進めている」と述べた。米空軍はホームページなどで、B-21の2号機がエドワーズ基地に到着後、滑走路へ移動し離陸する様子を公開した。

米空軍は「B-21は2020年代中盤の実戦配備を目指しており、試験飛行も順調に進んでいる」と発表した。B-2ステルス爆撃機などの後継機として、B-21を最低100機程度生産・配備する計画だ。2020年代中盤に実戦配備されれば、既存の戦略爆撃機に代わり、北朝鮮に対する核抑止力の主力になることが、米韓両国の軍当局から期待されている。

核および通常兵器の両対応が可能なB-21・レイダーは、現存するステルス技術を結集した最先端爆撃機と評価されている。約30年前に開発されたB-2がレーダーでは鳥ほどの大きさで捕捉されるのに対し、B-21はゴルフボール程度の反射断面で探知されるという。また、無人操縦が可能で、オンラインでのアップグレードによって新兵器を迅速に搭載できるという。
B-21の1機あたりの価格は約6億9,200万ドル(約1,020億8,005万円)で、20億ドル(約2,950億2,904万円)のB-2よりも安価である。米空軍は最低100機の導入・運用を計画している。
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