
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は19日(現地時間)、ウクライナでの「特別軍事作戦」での実戦経験を通じ、ロシア製武器の性能が大幅に向上したと自賛した。ロシアの「銃器製造者の日」に合わせ、中部ペルミのモトヴィリハ工場を訪れたプーチン大統領は、「ここ数年、特別軍事作戦に必要な武器や装備の生産が飛躍的に増加した」と述べた。さらに「それらの性能も実戦使用に基づき大幅に向上した」と主張した。
プーチン大統領は、過去1.5~2年間で武器の生産量が種類によって2倍、3倍、10倍、15倍に増加し、一部の武器では30倍にまで増えたと述べ、「品質も向上した」と付け加えた。彼は「特別軍事作戦に関連する事態が収束することを願っているが、作戦が終わっても現代軍への需要は依然として存在するだろう」とし、「我々は軍を引き続き発展させ、現代的で強固かつ強力なものにしていく」と強調した。
プーチン大統領はまた、「特別軍事作戦期間中、防衛産業の生産能力はフル稼働している」と述べ、「ロシアの武器はロシアの安全保障を強化し、世界の力のバランスを維持するのに役立つ」と明言した。多連装ロケットシステムなどを生産するモトヴィリハ工場で、プーチン大統領は特別軍事作戦区域から持ち込まれた武器の展示を視察した。


この日、クレムリン(ロシア大統領府)は米国のドナルド・トランプ大統領が容易に解決できないウクライナ問題について「プーチン大統領に失望した」と発言したことに対し、「理解できる」との反応を示した。
ペルミで記者団と会見したクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は「我々は米国とトランプ大統領個人がウクライナ問題の解決を促進する努力を続ける政治的意志と意図を持っていると考えている」と述べた。さらに「もちろんトランプ大統領はこの問題に対してかなり感情的になっている。これは十分理解できることだ」と強調した。
ペスコフ報道官は、プーチン大統領もまたウクライナ問題を政治的、外交的に解決しようとする意欲を持ち続けており、そのために多くの取り組みを行っていると主張した。彼は続けて、ウクライナと欧州諸国が「対立」状態を維持するためにあらゆる努力を尽くし、平和への障害を作り出しているというロシアの立場を改めて強調した。
これに先立ち、トランプ大統領は英国国賓訪問での記者会見で「プーチン大統領との関係があるため、ウクライナ問題が最も簡単に解決できると思っていたが、彼は本当に私を失望させた」と述べた。そして自身にこの問題を解決する義務があるように感じると付け加えた。
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