メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「F-16出撃はもう古い? 」1発10セントで“ドローン群”破壊!EOS、高出力レーザー兵器「アポロ」をNATOに供給

望月博樹 アクセス  

引用:エレクトロオプティック・システム・ホールディング(EOS)
引用:エレクトロオプティック・システム・ホールディング(EOS)

現代戦の様相を一変させる「ドローン(無人機)戦術」に対抗する新たな兵器システムが登場した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)やニュー・アトラス(New Atlas)、ネクストジェン・ディフェンス(NextGen Defense)などは、オーストラリアの防衛技術企業「エレクトロオプティック・システム・ホールディング(EOS)」が、北大西洋条約機構(NATO)加盟国と高エネルギーレーザー兵器「アポロ(Apollo)」の購入契約を締結したと報道した。EOSによれば、アポロはドローン対策に特化した最新技術を結集した指向性エネルギー兵器だという。

アポロは強力な出力と拡張性を持つ。100キロワット(kW)級の高出力レーザー(最大150kWまで拡張可能)を搭載し、クアッドコプターの小型ドローンから600kgに及ぶ大型無人機まで(グループ1〜3)撃墜が可能だ。また、垂直方向を含む360度全方位での防御が可能で、標的に向けて700ミリ秒(ms)で60度旋回するなど、迅速な対応能力を備えている。これにより、1分間に20機以上の小型ドローン(グループ1)を撃墜できる。

しかも、最大3km圏内のドローンを直接破壊できる射程を持ち、最大15km以内に接近するドローンの光学センサーを無力化する「ソフトキル」能力も備えている。また、外部電源が供給されれば事実上無制限に発射可能だが、さらに注目すべき特徴は内部電源供給装置だ。これにより、外部電源が遮断された状態でも予備電力が尽きるまで最大200回の交戦が可能だとEOSは説明している。

アポロは約6mのコンテナに搭載され迅速な再配置が可能で、車両搭載型も運用できる。NATOの指揮・統制および統合防空システム(C2・IADS)システムとも完全に統合運用できるよう設計されており、連合作戦にも適している。

引用:エレクトロオプティック・システム・ホールディング(EOS)
引用:エレクトロオプティック・システム・ホールディング(EOS)

アポロが注目を集めているのは、近年の戦争の様相が急速に変化しているためだ。ウクライナ戦争やイスラエル・ハマス紛争で明らかになったように、現代戦においてドローンは不可欠な主要戦力になっている。ドローンはますます小型化し、低コストで高性能化している。特に群れをなして攻撃する「ドローン・スウォーム」戦術は、既存の防空網を無力化する新たな脅威として浮上している。

このようなドローン攻撃は迅速で予測が困難なため、従来のミサイル防衛システムでは対応に限界がある。さらに、既存の兵器システムで安価なドローンに対応することは極めて非効率的だ。13日(現地時間)、ポーランドは領空を侵犯したロシアのドローンの脅威に対してF-16戦闘機を出撃させた。ルーマニアも自国領空に侵入したロシアのドローンを監視するためにF-16戦闘機を発進させた。

しかし、実際に撃墜された一部のドローンは合板とスチロールで作られた「ゲルベラ」ドローンだったことが判明した。爆弾を搭載していない防空網攪乱用の「おとり」ドローンだった。「殻」だけの安価なドローンに対抗するために、数百万ドル相当の防空システムを動員していたことになる。

引用:エレクトロオプティック・システム・ホールディング(EOS)
引用:エレクトロオプティック・システム・ホールディング(EOS)

これに対し、EOSのアポロのようなレーザー兵器は1発あたりのコストが10セント(約14円)にも満たない。数百、数千の安価なドローンを撃墜するために高価な迎撃ミサイルを発射したり、最新鋭の戦闘機を出撃させたりする必要がない。

EOSを率いるアンドレアス・シュヴェア博士(Andreas Schwer)はニュー・アトラスとのインタビューで「ドローン軍団の攻撃を経済的なコストで防御する必要があるという緊急の市場需要と、新たに浮上する戦略的要件を満たすために高エネルギーレーザー兵器を開発した」と述べ、「需要が急増しているため、兵器能力を向上させるために数年間投資を続けてきた」と語った。

ただし、レーザー兵器にも限界はある。雨天や霧の気象条件下では精度や攻撃効率が低下する可能性がある。また、現存するほとんどのレーザー兵器システムは弾道ミサイルを阻止するだけの射程や出力が不足しているというのが専門家らの指摘である。

望月博樹
CP-2023-0364@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「米国を共産国家にする気か!」トランプ氏、“NY新市長”を名指し批判 “資金制裁”も示唆
  • 「トランプ、崖っぷちの気分はいかが?」最高裁判事9人中6人が関税に“否定的”…WSJが内幕を徹底分析
  • 「来年は大幅値上げか...」TSMCがアップルに“追加値上げ”通告!専門家「iPhone18は10万円台後半も」
  • 【バフェット再び日本へ】バークシャーがサムライ債発行へ…商社株が一斉に上昇
  • 「前線兵士を食い物にする女たち」...ロシアで「戦死補償金2,800万円」を狙った“偽装結婚”が横行!
  • 【国際的衝撃】米国が途上国に“ギャング外交”…「気候協定を潰すため」の脅迫工作が暴露され非難の嵐

こんな記事も読まれています

  • 「走る芸術」職人の手が生んだ25台、ロールスロイス100年の魂を受け継ぐ
  • トヨタ「センチュリー」、日本の誇りを懸けて中国・韓国勢と激突…勝つのは誰になるか?
  • 「マツダ復活」ロータリー×電動が融合!新型「VISION X-COUPE」世界初公開
  • ゲームボーイすら使う?吸着板で“燃料泥棒”の噂拡散、生活苦が招く生計型犯罪に警戒
  • 「トランプ、崖っぷちの気分はいかが?」最高裁判事9人中6人が関税に“否定的”…WSJが内幕を徹底分析
  • 「迷惑はかけられない」歌手ソン・シギョン、元マネージャーの裏切りにもブレない誠実さで公演続行
  • “第2世代の王者”SUPER JUNIOR、デビュー20周年!ELFに贈る愛と感謝のメッセージ💌
  • 【地球なら大惨事】おうし座流星群、秒速27kmで月面に衝突!日本人天文学者が“閃光の瞬間”を激撮

こんな記事も読まれています

  • 「走る芸術」職人の手が生んだ25台、ロールスロイス100年の魂を受け継ぐ
  • トヨタ「センチュリー」、日本の誇りを懸けて中国・韓国勢と激突…勝つのは誰になるか?
  • 「マツダ復活」ロータリー×電動が融合!新型「VISION X-COUPE」世界初公開
  • ゲームボーイすら使う?吸着板で“燃料泥棒”の噂拡散、生活苦が招く生計型犯罪に警戒
  • 「トランプ、崖っぷちの気分はいかが?」最高裁判事9人中6人が関税に“否定的”…WSJが内幕を徹底分析
  • 「迷惑はかけられない」歌手ソン・シギョン、元マネージャーの裏切りにもブレない誠実さで公演続行
  • “第2世代の王者”SUPER JUNIOR、デビュー20周年!ELFに贈る愛と感謝のメッセージ💌
  • 【地球なら大惨事】おうし座流星群、秒速27kmで月面に衝突!日本人天文学者が“閃光の瞬間”を激撮

おすすめニュース

  • 1
    ILLIT、日本でも止まらない快進撃!FNS歌謡祭2年連続出演…“トレンディの象徴”に

    エンタメ 

  • 2
    「お金なんて一銭もなくていい」お笑いタレントの明かす理想のタイプは“イケメン”だけ?

    エンタメ 

  • 3
    TWS、2年連続『FNS歌謡祭』出演決定!あの“清涼パフォーマンス”が再び日本へ

    エンタメ 

  • 4
    G-DRAGON「大衆の評価と自分の満足、その間で生きている」…10年ぶりの対談で語った自分なりの哲学

    エンタメ 

  • 5
    先輩も後輩も全力勝負!JYPに続き、STARSHIPアーティスト38人の“全国体育大会”開幕

    エンタメ 

話題

  • 1
    NCTジョンウ、入隊前に刻んだ“アーティストの証”…ミュージカルコンサート出演で圧巻のステージ

    エンタメ 

  • 2
    『CRAZY』を超えた! LE SSERAFIM、j-hopeと共に掴んだキャリアハイ Billboard自己最高記録達成

    エンタメ 

  • 3
    BOYNEXTDOOR、世界が認めた“セルフプロデュース力” Billboard6部門で好成績

    エンタメ 

  • 4
    韓国の国民的俳優アン・ソンギの近況に胸が痛む…親友パク・ジュンフンが語るエピソードに涙

    エンタメ 

  • 5
    アイドルから俳優までこなすド・ギョンス、俳優マネジメント事務所・Blitzwayエンタと専属契約へ

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]