
イスラエルは21日(現地時間)、レバノン南部を空爆し、民間人の死傷者が出た。イスラエル軍は関連事案の調査を行うと表明した。
『タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)』などの報道によれば、イスラエル軍はこの日午前、ヒズボラの戦闘員を標的に空爆を実施。しかし複数の民間人が死亡したことから、同軍は調査に着手したという。
イスラエル軍の発表によると、レバノン南部ビント・ジュベイルでの空爆で、レバノンのテロ組織に所属する戦闘員1名が死亡した。イスラエル軍は、この戦闘員が「民間人居住地域で活動し、イスラエルとレバノン間の和解合意に違反していた」と主張している。
一方、空爆により「無関係の」複数の民間人が死亡したことも、イスラエル軍が明らかにした。これを受けて、当局は関連事案の調査を進めているという。
レバノンのメディア報道によれば、空爆は自動車やオートバイを直撃。車内にいた父親と3人の子どもが死亡し、オートバイの運転手も命を落とした。少なくとも5人が犠牲になったとされる。
イスラエル軍は、無関係の民間人に被害を与えたことについて「遺憾の意を表明するとともに、被害を最小限に抑えるよう最大限努力している」と強調した。
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