
日本で娘の遺体を20年間冷凍庫に保管していた70代女性が警察に自首し、取り調べを受けている。9月26日、NHKやTBSなどによると、23日に茨城県阿見町の住宅に住む森恵子容疑者(75)が、娘の森万希子氏(1975年生まれ)の遺体を自宅の冷凍庫に保管していると警察に自首したという。
警察は即座に出動し、キッチンに設置された幅95cm、高さ85cmの大型冷凍庫を確認した。冷凍庫内の遺体は膝をつき、上半身を前かがみにした姿勢で、上には毛布がかけられていたという。また、臭いを隠すため複数の消臭剤も一緒に置かれていた。
恵子容疑者は取り調べで「20年前に長女が死亡した後、遺体の臭いがひどくなったので冷凍庫を購入して遺体を入れた」と供述した。事件当時、その住宅には恵子容疑者と今月亡くなった夫、数年前に亡くなった義母の3人が同居していた。娘の万希子氏は別の家で一人暮らしをしていたとみられる。

警察は万希子氏の死因を首に強い圧力をかけられた窒息死と推定している。頭部には鈍器で殴られた痕跡も発見され、殺人の可能性も視野に入れている。遺体が発見されるまでの20年間、外部に発覚しなかったとみられる。
恵子容疑者は25日に遺体遺棄の容疑で逮捕され、翌26日に検察に送致された。近所に住む60代女性は逮捕された母親について「非常に優しくて良い人だった」と述べ、衝撃を隠せない様子だった。警察は今年26日に遺体の解剖を実施し、万希子氏の正確な死因の解明に捜査の焦点を当てている。
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