
24日、脚の切断や外部からの衝撃といった極限状態でも自律的に動くロボットの映像がSNS上で公開され、注目を集めた。
映像は、米国のロボット系スタートアップ「スキルドAI(Skild AI)」が、自社AIモデル「スキルドブレイン(Skild Brain)」の技術的優位性をアピールするために制作したものだ。
このロボットは、カメラで周囲の環境を認識し、自身の状態を把握したうえでリアルタイムにモーターへ指令を送る。まるで人間が周囲を見渡しながら即興で一歩を踏み出すような仕組みを備えている。
ロボットの頭脳にあたる「Skild Brain」には、10万件以上の仮想ロボットシミュレーションデータを活用されている。これは、ロボットが事前にプログラムされた情報に依存せず、自ら判断して行動できる「適応型AI」技術で、どんな状況下でも、ロボット自身が解決策を導き出せる能力を備えていることを意味する。
「Skild AI」は海外の大手企業から投資を受けており、その技術力に注目が集まっている。将来のロボット産業を支える基盤技術となる可能性があるとみられている。
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