
オーストラリアのロボット企業クレストロボティクス(Crest Robotics)とアースビルトテクノロジー(Earthbuilt Technology)が共同開発した六本脚のクモ型ロボット「シャーロット(Charlotte)」が、建設業界に革新をもたらす可能性を示している。
シャーロットは3Dプリンティング技術を活用し、約198平方メートルの住宅を24時間以内に建設できる能力を備える。住宅建設のスピード向上に加え、将来的には月面基地の建設も視野に入れているという。
特徴的なのは、砂や土、廃棄物など現場で容易に調達できる資材を圧縮して壁を形成できる点だ。これにより低炭素かつ低コストでの建設が可能になる。さらに、クモを模した六本脚のデザインと軽量構造により、運搬や設置の利便性も高めている。
シャーロットが月面に投入されれば、月の土を圧縮し、ドーム型の居住施設など恒久的な月面基地の構造物を迅速に構築する重要な役割を担うとみられている。
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