「冗談ではない。ハマスも承知のはずだ」

ドナルド・トランプ米大統領が、パレスチナの武装テロ組織ハマスに対し「武装解除をしなければ、暴力的手段を取らざるを得ない」と警告した。
AP通信によると、トランプ大統領は今月14日、ワシントンD.C.のホワイトハウスで行われたアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領との会談後、記者団に対し「ハマスは武装解除を拒否すると表明した」と述べ、「もし彼らが武装解除しない場合、我々が強制的に実行する。それほど時間はかからないだろう、おそらく暴力的手段を講じることになる」と語った。さらに、「これは冗談ではない。彼らもそのことは承知のはずだ」と付け加えた。
これに先立ち、ハマスは停戦合意の第一段階に従い、2023年に拉致したイスラエル在住の人質20名全員を解放し、イスラエル側も自国内のパレスチナ人収容者約1,900名を釈放した。停戦合意の第二段階には、ハマスの武装解除やイスラエル軍の段階的撤退、パレスチナの民間政府樹立などが含まれている。ただし、これらの点に関しては、イスラエルとハマスの間で大きな見解の相違があるとされている。
トランプ大統領は以前、自身のSNSであるトゥルース・ソーシャルを通じ、「我々は人質を探し、亡き人質の遺体を回収する予定だ」と述べ、「大きな重荷は軽くなったが、まだ終わっていない。第二段階を今すぐ始めなければいけない」とハマスに圧力をかけていた。
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