メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

トランプ仲介の“停戦”、早くも崩壊危機!イスラエル、ガザに“数十回空爆”、45人死亡

荒巻俊 アクセス  

イスラエル軍「自国兵2人の死亡に対する報復」

数十回の攻撃後、協定履行を再開

イスラエル、空爆再開前に米政府に通知

引用:AFPBBNews
引用:AFPBBNews

ドナルド・トランプ米大統領の仲介で成立したガザ地区の停戦が深刻な危機に直面している。

イスラエル軍は、ハマス(パレスチナ武装組織)による停戦協定違反を理由に空爆を一時的に再開し、少なくとも21人が死亡した。これにより人道支援物資の搬入も中断され、ハマスは「イスラエルが戦闘再開の口実を作っている」と強く反発している。

19日(現地時間)、ロイター通信やCNNなど主要メディアによると、イスラエル国防軍(IDF)は声明で「今朝、ハマスによる明白な停戦違反に対応し、ガザ南部のハマス関連拠点への攻撃を開始した」と発表した。イスラエル軍は、今回の空爆が「ハマスの戦闘員が対戦車ミサイルを発射し、自国兵2人が死亡したことへの報復」だとし「ハマスの司令官、武装組織、トンネル、武器庫などを標的に攻撃した」と説明した。

トランプ大統領による「ガザ和平構想」の第1段階が発効した今月10日以降、イスラエル側で死者が出たのは初めとされる。米政治メディア「アクシオス」によれば、イスラエル軍は今回の空爆を開始する前に米政府へ事前に通報していたという。米国務省は前日、ハマスがガザ住民を標的とした攻撃を計画しているとの「信頼できる情報」があるとして、実行すれば対応すると警告していた。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相はカッツ国防相ら高官と協議し「ガザ地区のテロ拠点に対し強力に対応せよ」と指示したという。カッツ国防相も「ハマスが停戦を破れば、そのたびに代償を払うことになる。イスラエル軍の対応は一層強まる」と強調した。さらに、停戦合意に基づき撤退した地点「イエローライン(第1段階の撤収線)」を明確に標示し「この線を越えるあらゆる行為は攻撃と見なす」と警告した。

引用:AFPBBNews
引用:AFPBBNews

イスラエル軍はガザ内のハマス拠点に対して数十回の攻撃を行った後、同日夜に「停戦協定の履行を再開する」と発表した。IDFは声明で「協定を維持し、いかなる違反にも断固対応する」と強調した。

イスラエルの安全保障関係者はロイター通信に「一時中断されたガザへの救援物資の搬入は20日から再開される予定だ」と述べた。

ロイター通信は「イスラエル軍の一時的な空爆再開で、イスラエル兵2人を含む少なくとも26人が死亡した」と報じ、AFP通信も「ガザ民防当局の発表によると少なくとも45人が死亡した」と伝えた。ガザの民防当局報道官マフムード・バサル氏はAFP通信に「イスラエル軍の連続空爆で女性や子どもを含む少なくとも45人が死亡した」と述べ、ハンユニス近郊の難民キャンプではドローン攻撃により女性1人と子ども2人が死亡したと明らかにした。カタールの衛星局アルジャジーラは、ガザ内の医療関係者の話として「死者51人、負傷者150人」と報じている。

出典:ロイター
出典:ロイター

ハマスはイスラエルの「協定違反」主張を全面的に否定し「停戦破りの責任転嫁だ」と非難した。ハマス政治局のイザット・アル・リシュク氏は声明で「イスラエルは自らの攻撃を正当化するために虚偽の口実を作っている」と反発した。ハマス武装組織アル・カッサム旅団も「我々はガザ全域での停戦を含め、合意内容を完全に履行している」とし「ラファ地区での衝突については把握していない」と主張した。

イスラエルとハマスは、トランプ大統領の仲介で、イスラエル人質の解放や遺体の引き渡し、パレスチナ人囚人の釈放などを柱とする停戦第1段階に合意したが、死亡したイスラエル人質の遺体引き渡しをめぐって対立が続いている。イスラエルは「ハマスが意図的に遅らせている」と主張し、ハマス側は「イスラエル軍の攻撃で被害が拡大し、収容作業が遅れている」と反論している。

関係筋によると、米国のスティーブ・ウィトコフ中東特使とジャレッド・クシュナー氏(トランプ大統領の義理の息子)が、ガザ停戦問題の解決のため20日にイスラエルを訪問する予定だという。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント1

300

コメント1

  • 信義

    ハマスは、まず、先制攻撃で民間人を攻撃した非を謝れ。

[ニュース] ランキング

  • 「妻が男?」噂にキレたマクロン、ついに“言論認証制度”導入へ…右派は独裁化と猛反発
  • 「え、沈まないの?」時速20kmで水上を走る“電動自転車”の仕組みとは
  • 「家族を失った10代少年に銃を持たせ」...アフガニスタンの“狂気の公開処刑”に8万人が拍手!
  • 刑務所が“宴会場”に?インド中央刑務所で受刑者パーティー流出、VIP特権とISIS関与が波紋
  • 「母を返す代わりに金を払え」AIアバター広告に怒号、喪失感を商売化する新時代か
  • 「伝説の人間洗濯機復活、価格6000万円の衝撃」東京でついに一般公開か

こんな記事も読まれています

  • 「マツダ2、静かな反撃」大改編なしで販売線図が動く、1.5Lが生んだ“逆転シナリオ”
  • ホンダ「反撃の狼煙」米国EV市場でRSXが逆襲へ
  • レクサスとトヨタ、韓国での売上高が急増中!一方、ホンダの現状は?
  • 「これじゃ本当に買えない!」ドイツの検査でテスラが”最多欠陥1・2位”を独占
  • 5億円の“忘れ物”!?パリの屋敷で発掘されたルーベンス絵画、予想の3倍で落札
  • 新車が好き?若い女性だけ募集する資産家の“繁殖計画”…条件の意味不明さが破壊力抜群
  • 中国のスーパーモデル選抜、なぜか「焼き豚体型」が参戦
  • 久しぶりのテレビ復帰も…夫の収監で厳しい視線が注がれるソン・ユリの現状

こんな記事も読まれています

  • 「マツダ2、静かな反撃」大改編なしで販売線図が動く、1.5Lが生んだ“逆転シナリオ”
  • ホンダ「反撃の狼煙」米国EV市場でRSXが逆襲へ
  • レクサスとトヨタ、韓国での売上高が急増中!一方、ホンダの現状は?
  • 「これじゃ本当に買えない!」ドイツの検査でテスラが”最多欠陥1・2位”を独占
  • 5億円の“忘れ物”!?パリの屋敷で発掘されたルーベンス絵画、予想の3倍で落札
  • 新車が好き?若い女性だけ募集する資産家の“繁殖計画”…条件の意味不明さが破壊力抜群
  • 中国のスーパーモデル選抜、なぜか「焼き豚体型」が参戦
  • 久しぶりのテレビ復帰も…夫の収監で厳しい視線が注がれるソン・ユリの現状

おすすめニュース

  • 1
    「カルシウムが届かない」専門家が警鐘、ホットチョコの糖分が骨を崩す

    健康 

  • 2
    「起動を許すな」英国で浮上した“強制アルコール検知”の現実味

    気になる 

  • 3
    「マツダ2、静かな反撃」大改編なしで販売線図が動く、1.5Lが生んだ“逆転シナリオ”

    フォトニュース 

  • 4
    「再生数のために“学校襲撃”を示唆」20歳男をFBI緊急拘束、SNS暴走が招いた異例の結末

    気になる 

  • 5
    「性自認では罪は消えない」13歳少女を襲った男に“逃げ場なし”の実刑判決

    気になる 

話題

  • 1
    ホンダ「反撃の狼煙」米国EV市場でRSXが逆襲へ

    モビリティー 

  • 2
    「食べていなくても太りやすい体に?」胎児期“ベーコン臭曝露”が将来の肥満を誘発

    健康 

  • 3
    レクサスとトヨタ、韓国での売上高が急増中!一方、ホンダの現状は?

    フォトニュース 

  • 4
    「え、沈まないの?」時速20kmで水上を走る“電動自転車”の仕組みとは

    IT・テック 

  • 5
    「これじゃ本当に買えない!」ドイツの検査でテスラが"最多欠陥1・2位"を独占

    フォトニュース