
25日、AP通信とシカゴ大学NORC公共問題研究センターが公表した調査で、米国では自宅で映画を観る傾向が一段と強まっていることが明らかになった。
調査によれば、利便性と費用を理由に、ネットフリックスやディズニープラス、フールーなどのインターネット配信サービス(ストリーミング)を通じて新作映画を視聴する人が増加している。
米国の成人の約4分の3は過去1年間に少なくとも1回視聴しており、月に1回以上視聴すると答えた人は全体の3割に上った。
一方、過去1年間に映画館で新作映画を視聴した人は全体の約3分の2にとどまり、月に1回以上映画館を利用した人は16%にすぎなかった。
米国の観客は映画館よりもストリーミングを選ぶ傾向が強まり、新型コロナウイルスの影響でさらに加速している。
映画館に行く時間の不足や、上昇を続ける鑑賞料金が、観客をストリーミング視聴へと向かわせる要因となっている。
データ分析会社エンテリジェンスによると、映画館での平均鑑賞料金は13.17ドル(約1,947円)で、2022年の11.76ドル(約1,739円)から1割以上上昇した。
さらに、若年層ほど映画館よりもストリーミングを通じて自宅で視聴する傾向が顕著であることも判明した。













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