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ロシアの「ガス心臓部」が火を噴いた…ウクライナ無人機が直撃、冬を前に“エネルギー戦争”が爆発寸前

織田昌大 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ガーディアンなどは、ロシア南西部の大型ガス処理施設が19日にウクライナのドローン攻撃を受けて火災が発生し、ガス供給が中断されたと報じた。

ニューシスの報道によれば、この施設はロシア国営ガスプロムが運営しており、カザフスタンの国境近くのオレンブルク州に位置しているという。

年間処理能力は450億㎥に達し、世界最大級の生産・処理複合施設の一つだ。カザフスタンのカラチャガナク油ガス田とオレンブルク周辺の石油・ガス田を一括して処理している。

ロシアおよびカザフスタン当局は、今回の攻撃でカザフスタンからのガス供給が中断されたと伝えている。

オレンブルク州のエフゲニー・ソルンツェフ知事は、「工場の一部作業場が燃え、一部の施設が損傷した」と明かした。

カザフスタンのエネルギー省は、声明を通して「ドローン攻撃による緊急事態のため、ガスプロムから一時的にカザフスタン産ガスの処理ができなくなったとの通知を受けた」と述べた。

ウクライナ軍参謀本部も「該当施設で大規模な火災が発生し、ガス精製および浄化装置の一部が損傷した」と伝えている。

ウクライナ軍はさらに別の攻撃で、オレンブルク近くのサマラ地域に所在するロシアのノヴォクイビシェフスク製油所をドローンで攻撃したと明かした。そこでは火災が発生し、主要な精製施設が損傷したという。

ロスネフチが運営するこの製油所は、年間処理能力は490万tに達し、20種類以上の石油製品を生産しているとされる。

一方で、ロシア軍はウクライナのドニプロペトロウシク州にある炭鉱と、チェルニーヒウ州のエネルギー施設を攻撃した。

ウクライナのエネルギー企業であるDTEKは、「鉱夫192人全員を無事に地上へ避難させ、負傷者は出なかった」と伝えている。

これに対し、チェルニーヒウ州の電力会社であるChernihivoblenergoは、「攻撃により深刻な被害が発生し、約5万5,000世帯が停電した」と述べた。

ロシアは、冬の到来を前に民間電力網およびエネルギー施設を集中攻撃しており、ウクライナもロシアの戦争資金調達に直結する石油・ガス施設を攻撃している。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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