
来年11月3日に行われる米国中間選挙を約1年後に控え、米国のドナルド・トランプ大統領が共和党議員に「必ず勝利しなければならない」と結束を呼びかけた。
21日(現地時間)、トランプ大統領はホワイトハウスのローズガーデンで開かれた共和党上院議員団との昼食会で「我々は中間選挙で非常に良い結果を出さなければならない」と強調した。この日の行事にはジョン・スーン上院院内総務をはじめ、多くの共和党上院議員が出席した。
トランプ大統領は歴代中間選挙で与党が敗北した確率が92%に達することに触れ、「優れた大統領なら中間選挙で勝つべきだが、そうなっていない。理不尽だ」と述べた。さらに「我々は中間選挙で必ず勝たなければならない。そうでなければ、我々が成し遂げたすべて、あの多くの成果を急進左派の狂人たちに奪われてしまう」と警告した。
現在、共和党は上下両院で多数派の地位を維持している。しかし、来年の中間選挙の結果次第でトランプ政権後半の政策推進力が大きく変わる見通しである。
トランプ大統領はこの日で3週目に入った米政府のシャットダウン(一時的な業務停止)の責任を再び民主党に転嫁し、攻勢を続けた。彼は「我々は政府を再開させなければならない。しかし民主党が政府を閉鎖し続けている」とし、「民主党は(共和党の)継続予算決議(CR・つなぎ予算案)に賛成すべきなのに、そうしていない。彼らこそが妨害者だ」と批判した。
また「閉鎖によって100万人以上の連邦公務員が給与を受け取れず、主要な博物館が閉鎖されている」とし、「このすべての苦痛は『シューマー・シャットダウン』または『民主党シャットダウン』と呼ぶべきだ」と声を高めた。
これに対し、民主党のチャック・シューマー上院院内総務はソーシャル・メディアの「X(旧Twitter)」を通じて「数百万人の米国民が閉鎖で苦しんでいるのに、共和党議員は祝賀会に出席している」と反論した。
一方、トランプ大統領はこの日の昼食会で「ホワイトハウスに世界水準の宴会場を建設している」とし、「150年間(歴代)大統領が望んでいたこと」だと明かした。彼は「工事費用は政府予算ではなく、個人と企業の寄付金、そして私の私財で賄っている」と付け加えた。
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