
ドナルド・トランプ米大統領が連日、今回の韓国訪問を機に、習近平中国国家主席と会談し、素晴らしい貿易合意を実現できるだろうと期待感を表明している。
ニューシスの報道によると、トランプ大統領は現地時間21日、ホワイトハウスのローズ・ガーデンで開催された共和党上院議員との昼食会で演説し、「2週間後に韓国に行き、習主席と会う予定だ」と述べ、「多くの問題について話し合う」と言及した。
さらに「彼らは157%の関税を支払わなければならない問題について議論したがっている」とし、「それは、彼らが考えているよりも高くなるだろう」と主張した。
トランプ大統領は9月、中国が希土類の輸出規制を強化したことを受け、撤回しなければ11月から100%の追加関税を課すと警告しており、習主席との会談を前にこの方針を再度確認したことになる。
一方で、トランプ大統領は「我々は非常にうまくやっており、交渉も成功するだろう」とし、「日本、韓国、ヨーロッパとも良好な関係を築き、合意に達した」と述べた。
さらに「これらすべては関税なしでは絶対に達成できなかった」と述べ、関税政策への執着を再度認識させた。
トランプ大統領は今月30日、慶州(キョンジュ)で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のために韓国を訪問し、その機会に習主席と会談する予定だ。これは第2期トランプ政権発足以来、初の米中首脳会談となる。
トランプ大統領は「私は習主席と非常に良好な関係を維持しており、彼と良い合意を導き出せると期待している」とし、「彼もまた中国にとって良い合意を望んでいるだろう。ただし、これは双方にとって公平でなければならない」と述べた。
最近、中国の希土類の輸出規制により両国の緊張が高まっているものの、トランプ大統領は中国との合意を連日強調している。
前日にも「我々は共に韓国に行くが、その場は我々が会うのにぴったりな場所だと思う」とし、「中国と素晴らしい協定を結ぶことになるだろう。両国のみならず、全世界にとって素晴らしいことになるはず」と語った。
一方、トランプ大統領はこの日、共和党議員に対し来年11月の中間選挙での勝利の必要性を訴えた。大統領は「我々は中間選挙で必ず勝たなければならない。そうでなければ、我々が行ってきた数多くのことが極左の狂信者たちに奪われることになる」と語った。
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