
イタリア・ローマの遺跡パンテオンの外周壁から日本人観光客が転落し、死亡する事故が発生した。
25日(現地時間)、CNNによると、イタリア警察は前夜にパンテオン外壁から転落した日本人観光客が死亡したと伝えた。
日本大使館は、死亡した観光客が69歳の男性であることを確認した。遺体は道路より約7メートル低いパンテオン横の溝で、神父によって発見されたという。
現地メディアは、同行していた家族の話として、「突然のめまいで城壁に腰掛けていたところ、誤って転落したとみられる」と報じている。
警察は男性の救助および遺体回収のため、溝へつながる扉を破壊した。カトリック教会でもあるパンテオンは、事故当時閉鎖されていた。
ローマ警察の報道官はCNNに対し、「事故調査に着手したものの、犯罪の疑いはない」と述べた。
警察によると、遺体が発見された溝は道路から直接降りられる構造であり、過去数年間、この溝への転落事故が数回発生している。
警察は周辺をパトロールし、警戒柵を越えないよう監視を続けている。
なお、今年3月にもローマの別の有名観光地であるスペイン階段近くの高い壁から、55歳のスペイン人観光客が転落して死亡する事故も発生している。

















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