
27日(現地時間)、米国のドナルド・トランプ大統領が新型の核搭載巡航ミサイルを試験したロシアを批判したと米ワシントン・ポスト(WP)が報じた。
ロシアは26日、「ブレヴェスニク」という名の原子力推進巡航ミサイルの試験発射に成功したと発表した。当時、軍服姿で現れたロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、新ミサイルが「世界のどこにもない独特な武器」だと強調していた。
しかし、専門家らは、ロシアの新型ミサイルを軍事技術の大幅な進歩というより、挑発的な行為に近いと評価している。
記者らが専用機内でトランプ大統領に、この試験が核の脅威行為にあたるかどうか尋ねると、米国側はロシア沿岸のすぐ近くに原子力潜水艦を配置していると述べ、「8,000マイル(約1万3,000km)も飛ばす必要はない」と答えた。
トランプ大統領は「プーチン大統領がそのような発言をするのは不適切だと考える。いずれにせよ、彼は戦争を終結させるべきだ。1週間で終わるはずだった戦争が今や4年目に突入しようとしている。ミサイルを試験する代わりに戦争を終わらせるべきだ」と力説した。
このトランプ大統領の発言に対し、クレムリン(ロシア大統領府)のドミトリー・ペスコフ報道官は、米国が「ロシアに対して非友好的な措置」を取り、両国関係の改善を「複雑にした」と非難した。
軍備専門家らは、このミサイルがモスクワの自画自賛の性能を有しているかどうか疑問を呈し、同時に米ロ関係が極度に不安定な時期に新たな軍拡競争の不安定要因になる可能性があると指摘している。















コメント0