
ドイツ政府が2026年にウクライナへの財政・軍事支援を約30億ユーロ(約5,290億3,750万円)追加で増やす計画だとハンデルスブラット、Yahoo!ニュース、ユーロニュースが4日(現地時間)に報じた。同メディアはドイツ連邦財務省の関係者の話として、増額分が砲兵、ドローン(無人機)、装甲車、パトリオット防空システム2基の交換費用などに充てられると伝えた。
関係者によると、ドイツは2022年2月のロシアによる全面侵攻以来、これまでウクライナに約400億ユーロ(約7兆542億円)を支援したという。当初、ドイツは2026年予算案にウクライナ支援金として85億ユーロ(約1兆4,990億円)を計上していた。ここに財務・国防大臣が年末の予算調整過程で追加の30億ユーロを盛り込む計画だという。
財務省の報道官は「ロシアの侵略戦争からウクライナを守るために必要な支援を続ける」と明言した。ドイツ政府筋はフリードリヒ・メルツ首相がウクライナ支援の増額を支持しており、間もなく確定すると予想した。メディアは、今回の増額方針は、欧州最大のウクライナ軍事支援国であるドイツが継続的に軍事・財政支援を拡大する意思を示すものだと指摘した。
一方、ウクライナはドイツが最近パトリオット迎撃システム2基を提供したと発表した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は欧州拡大政策に関するオンライン演説で、ドイツがパトリオット2基を提供し、現在これを稼働中だとして、ドイツに感謝の意を表した。ドイツのボリス・ピストリウス国防大臣は9月末にパトリオット2基をウクライナに提供すると公表していた。















コメント0