ルビオ米国務長官、人命損失に警鐘 終戦案の早期受け入れを要求
終戦案は生きた文書 変更の可能性にも言及

マルコ・ルビオ国務長官は23日(現地時間)、ウクライナに対し、領土譲歩などを柱とする終戦案の早期受け入れを強く求めた。
CNNによると、ルビオ長官はスイス・ジュネーブでアンドリー・イェルマーク大統領府長官と会談した後、記者団の取材に応じ、可能な限り早く受け入れられることを望んでいると表明し、今後数日以内の決定に期待感を示した。
長官は、受け入れの時期について、27日木曜日を想定しているとした上で、実際には水曜日でも金曜日でも翌週月曜日でも構わないとし、とにかく早期の決断が必要だと強調した。受け入れが遅れれば、その間にも犠牲者が出続けることになるとの認識を示した。
また、ウクライナの安全保障については、この戦争を最終的に終結させるには、ウクライナ自身が再び侵攻や攻撃を受けないと確信できる状況を築くことが極めて重要だと指摘した。ただし、具体的な安全保障措置の内容には踏み込まなかった。
ルビオ長官は、現在の28項目からなる終戦案についても、固定されたものではないとの考えを示した。この文書は日々の状況に応じて変化する生きた文書であり、残された課題も決して克服不可能なものではないと述べた。一方で、最終的な合意に至るには、もう少し時間が必要になる可能性もあるとした。
これに関連し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同日、多くの状況が変化しているとの認識を示し、トランプ大統領のチームがウクライナ側の意見に耳を傾けつつある兆しが見えると述べた。
ルビオ長官はまた、今後、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の間で電話会談が行われる可能性にも言及したうえで、トランプ大統領が終戦案を巡る協議の進展に満足しているとの考えを示した。














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