
米国の祝日である感謝祭(11月27日)前日の26日(現地時間)、ホワイトハウス近くで銃撃事件が発生し、派兵勤務中だった州兵2名が重傷を負った。Newsisの報道によると、AP通信とABCテレビなどによれば、この日の午後2時20分頃、ワシントンDCの地下鉄ファラガット・ウエスト駅の入口で銃撃事件が発生したという通報が警察に入ったという。
州兵2名が銃に撃たれ、治療を受けていると伝えられたが、ウェストバージニア州のパトリック・モリシー知事はソーシャル・メディアを通じて、ウェストバージニア州兵2名が死亡したと発表した。モリシー知事はその後、「2名の州兵の状態について相反する報告を受けている」とし、「より完全な情報が入り次第、追加情報を提供する」と付け加えた。
警察は容疑者1名を拘束中だと明らかにしたが、容疑者も重傷を負ったと伝えられた。米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官は、容疑者が危篤状態だが死亡はしておらず、連邦公務員に対する攻撃容疑が適用されるだろうと述べた。米国のドナルド・トランプ大統領はSNSで、「重傷を負い別々の病院で治療を受けている州兵2名を銃撃したその獣は同様に深刻な傷を負った」とし、「いずれにせよ大きな代償を払うことになるだろう」と記した。
今回の事件は、ホワイトハウスから徒歩5分も離れていない場所で発生した。トランプ大統領は感謝祭を過ごすためフロリダ州のマー・ア・ラゴ別荘に移動していたが、万が一の脅威に備えホワイトハウス周辺の出入り口が一時閉鎖されたという。事件を目撃した2人の女性は、地下鉄駅を出るとすぐに誰かが逃げろと叫び、近くのカフェに駆け込んで身を隠したとAP通信に語った。そのうちの1人は、立て続けに6発の銃声を聞いたという。
SNS上で、銃撃を受けた兵士1名が心肺蘇生法(CPR)を受け、もう1名も治療を受けている様子を捉えた映像が共有されていると通信は伝えた。容疑者とみられる人物を警察が制圧する様子も映っていた。トランプ大統領は8月、ワシントンDCの治安状態を理由に州兵の投入を指示した。さらに他の州からも州兵の支援を受け、約2,500人を関連業務に投入した。この日銃撃を受けた2名の兵士も派兵された部隊の一員だった。
裁判所は20日、トランプ政権がワシントンDCに州兵を配置し、他の州に部隊支援を要請したことは違法だと判断した。ただし、控訴を考慮して即時の部隊撤収は命じなかったが、6日後に一部の部隊が銃撃に巻き込まれた。トランプ大統領はむしろ追加部隊の投入を指示した。ピート・ヘグセス米国防長官は、銃撃事件後、州兵500名をワシントンに追加投入する予定だと発表した。
















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