
米国のスティーブ・ウィトコフ中東特使がロシアの高官との通話で「米国のドナルド・トランプ大統領を称賛しろ」とアドバイスした内容がブルームバーグによって26日(現地時間)に報じられた。
ウィトコフ特使は最近、クレムリン(ロシア大統領府)のユーリ・ウシャコフ大統領補佐官と電話し、「まもなくウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が米国を訪問する」と述べ、「可能であればその前にロシアのウラジーミル・プーチン大統領とトランプ大統領が通話するのが良い」と言った。
さらに「通話でプーチン大統領がガザ地区の戦争終結を祝福し、トランプ大統領を平和主義者だと称賛することを勧める」とし、「そうすれば二人は非常に良い通話をすることになるだろう」と付け加えた。
またウィトコフ特使はウシャコフ補佐官にクリミア半島、ルハーンシク、ドネツク、ヘルソン、ザポリージャなど5つの地域をロシアの領土として認める内容と平和構想案の項目を既存の28から19に減らすことも話したとされる。
二人の通話内容が報じられると、米共和党議員たちも懸念を示したとブルームバーグは伝えた。同メディアは「共和党の下院議員たちはホワイトハウスに『こんな馬鹿げた平和仲介は中止されるべきだ』と促した」とし、「共和党の一部の上院議員たちはマルコ・ルビオ米国務長官に電話し『平和案はロシアの希望リストだ』と批判した」と報じた。
ただし、トランプ大統領は「交渉をしていると色んな話が行き交うものだ」とし、「通話内容に特別なことはなかった。標準的な交渉方式だった」とウィトコフ特使を擁護した。
















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