
ロシア法廷は、ウクライナ戦争初期にクリミア半島とロシア本土を結ぶ橋を爆破した疑いがかけられたウクライナ人など8人に終身刑を言い渡した。Newsisの報道によると、CNNやAP通信などによれば、ロシアのロストフ・ナ・ドヌ軍事法廷は27日(現地時間)にテロ・爆発物密輸の疑いなどで起訴された8人全員に無期懲役を言い渡したと明らかにしたという。
8人のうち3人(ロシア人・ウクライナ人・アルメニア人各1人)は拘束された状態で、5人(ウクライナ人3人・ジョージア人2人)は身柄が確保されておらず欠席裁判を受けた。彼らには2022年10月に爆発物を積んだトラックを利用してクリミア大橋の2か所を爆破した疑いがかけられている。当時のトラック爆発で4人が死亡し数か月間橋の復旧作業が続いた。
クリミア大橋はクリミア半島東側のケルチ海峡とロシア本土を結ぶ19㎞の長さの橋で、クリミア半島の強制併合後の2016年に完成した。ロシア南部戦線の重要な補給路として知られている。ロシアの捜査当局は被告人たちがウクライナ保安庁(SBU)の指示を受けて橋の爆破を試みたと主張している。
しかしCNNによれば、拘束起訴された被告人たちは当時トラックに爆発物が積まれていた事実を全く知らなかったという立場だ。SBUのヴァシーリー・マリューク局長は2023年のインタビューで「私とSBUの職員2人が攻撃を準備し、この事実を知らない人々を彼らの同意なしに利用した」と述べたことがある。

















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