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「急増から急減へ」――中国工業利益“5.5%減少”が示す内需不振と“構造弱体化”の深刻度

竹内智子 アクセス  

引用:Newsis
引用:Newsis

中国企業の収益性を示す2025年10月の工業部門企業利益は、前年同月比5.5%減少したと財訊快報と鉅亨網、香港経済日報が27日に報じた。Newsisの報道によると、同メディアは中国国家統計局がこの日発表したデータを基に、10月の工業企業総利益が5,770億9,000万人民元(約12兆7,494億円)を記録したと伝えたという。

9月に21.6%、8月に20.4%という急増から内需不振と輸出の鈍化を背景に3か月ぶりに減少に転じた。これにより政府に対して中国国内消費の振興と輸出依存から脱却するための追加支援策を求める雰囲気が広がる可能性が大きいと同メディアは観測した。

1〜10月累積工業企業利益は、昨年同期間比1.9%増の5兆9,503億人民元(約131兆4,575億円)に達した。1〜9月の3.2%増から減速した。国有企業の利益は1〜10月に1兆8,490億人民元(約40兆8,492億円)で前年同期と同じだった。株式制企業の場合1.5%増の4兆4,328億人民元(約97兆9,320億円)に達した。

民間企業は1.9%増の1兆6,996億人民元(約37兆5,486億円)、外資企業も3.5%増の1兆4,849億人民元(約32兆8,053億円)だった。業種別では製造業の利益が7.7%増加し増加傾向を牽引し、電力・熱供給・ガス・水道供給業も9.5%増加した。一方、採掘業は27.8%減少し、化学が5.4%、繊維6.1%、石炭採掘は49.2%減少するなど、一部の伝統産業は収益性が悪化した。

工業企業利益統計は主力事業年間売上高が2,000万人民元(約4億4,188万円)以上の大企業を対象に作成される。国家統計局の于衛寧統計師は「今年に入って各地方政府と部門が党中央と国務院の政策を忠実に実行し、国内大循環を強化し、国内外の二重循環を積極的に円滑に運営した結果、工業企業の利益が安定的な回復傾向を維持している」と評価した。

同統計師は「特に1〜10月累積利益が改善したのは、政策の組み合わせ効果が現れたおかげだ」とし、「正確な政策の実行を通じて内需拡大、構造最適化、新成長動力の育成に努めており、実物経済基盤が徐々に強化されている」と説明した。10月の工業企業利益減少については「昨年同月の実績が高かったことによる基準効果と財務費用の上昇が短期的に収益性に負担をかけた」と同統計師は分析した。

エコノミストらは10月の利益減少が単発的な衝撃ではなく、構造的な弱化につながる可能性があると警告し、産業全体の体質改善、内需市場の活性化、輸出依存度の緩和などを課題として挙げた。ただし、エコノミストらは一部の新技術製造業と高付加価値産業では依然として成長モメンタムが残っており、政策支援が適切に裏付けられれば反発の可能性も存在すると指摘した。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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