
イスラエル軍がガザ地区全域の5つの州に攻撃を続ける中、国際連合(UN)はガザ民間防衛隊の緊急救助要請を受け、ガザ市で負傷者を救助する作戦を開始し成功させたと2日(現地時間)に発表した。Newsisの報道によると、国際連合人道問題調整事務所(OCHA)は1日に行ったこの救助作戦について、ラファ地域で民間防衛隊救助チームからの緊急救助要請を受けて開始したと明らかにしたが、緊急要請の詳細な状況は公開しなかったという。
世界保健機関(WHO)もこの日、国連チームがガザ地区から18人の重症患者と54人の同伴家族を海外での治療のため避難させる任務にチームを派遣したと明らかにした。これにより、ガザ地区で治療を受けられない生命が危険な患者が合計1万6,500人以上、海外で治療を受けられるようになったという。
冬が近づくガザ地区でOCHAは、過去2年間極度の苦痛と被害を受けた子どもたちを含め、より多くのガザ地区住民を救助するため支援の手を広げていると明らかにした。過去2か月間、この援助機関と協力者らは、ガザ地区に必需品の食料や生活用品の他、冬の寒さに備えるための防寒靴や衣類、毛布やタオルなど数十万点をガザ全域の子どもたちに届けた。
OCHAは、ガザ地区につながる国境の関門と回廊がまだ全て開かれていないとして、その開放を強く要求した。そうすればヨルダン川西岸地区の患者も治療を受けられるとし、国際社会と国際援助機関の救急医療チームのガザ進入許可も促した。ヨルダン川西岸地区では最近、トゥバスとジェニン地域など北部地域でイスラエル軍の攻撃により甚大な被害を受けたとOCHAは懸念している。いくつかの商業地区と施設までもが爆撃で閉鎖され、水道管の破壊と戦闘、住民追放などの報告が続いているという。
ここ2日間だけでも、約24世帯のパレスチナ人家族が住んでいた家から追い出され、彼らの生活の場はイスラエル軍の検問所に変わったとOCHAは報告した。
















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