
米国のドナルド・トランプ大統領が自ら恩赦を与えた野党の中堅議員が民主党の看板を掲げて再選に出馬することについて、忠誠心が不足していると公然と非難した。
Newsisの報道によると、トランプ大統領は7日(現地時間)、自身のソーシャル・メディア「トゥルース・ソーシャル」を通じて民主党のヘンリー・クエラー下院議員(テキサス州)について、「恩赦に署名した直後にクエラー議員が偉大なテキサス州で再び民主党候補として出馬すると発表した」と述べたという。
さらに、トランプ大統領は「数週間前まで彼と彼の妻が残りの人生を刑務所で過ごすことを望んでいた急進左派のクズ(scum)どもと引き続き働くということだ」とクエラー議員を批判した。そして「このような忠誠心の欠如はテキサスの有権者や彼の娘たちが好まないだろう」とし、「次回はもう善人(Mr.Nice Guy)はいない」と述べた。
一部の側近たちの反発の中でも異例に野党議員を恩赦しただけに、今後は同様の恩赦を行わないというメッセージを発信したと解釈される。トランプ大統領は3日、クエラー議員と妻イメルダ・クエラー氏に対する恩赦を発表した。クエラー議員はジョー・バイデン前政権下の昨年5月、アゼルバイジャン政府が管理するエネルギー企業とメキシコに本社を置く銀行から合計60万ドル(約9,229万1,197円)に近い金品を受け取った容疑で起訴された。
民主党内で中道傾向に分類されるクエラー議員は、強硬な移民規制などで党の主流と温度差のある立場を示しており、このような経歴からトランプ大統領から「恩赦対象」として指名されたとの分析が出ている。民主党内の中道派に分類されるクエラー議員は、強硬な移民政策を主張するなど民主党でも異なる声を上げてきた。クエラー議員は3日に恩赦された直後、「何も変わっていない、自分は伝統的な保守傾向の民主党員だ」とし再選への挑戦を公式化した。













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