
イスラエル国防軍(IDF)のエヤル・ザミール参謀総長は7日(現地時間)ガザ地区の現場を訪れ、休戦合意に従いイスラエル軍が撤退し形成された軍事境界線である「イエローライン」を「新しい国境線」だと明らかにした。
Newsisの報道によると、タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)は、ザミール参謀総長がこの日ガザ地区北部ベイト・ハヌーンとジャバリアを視察した際、「我々はイスラム組織ハマスの再建を許さない。ガザ地区の広範な地域を制御し、戦略的ラインに沿って立っている」と述べ、「イエローラインは新しい国境線であり、我々の共同体のための前方防御線であると同時に攻勢線でもある」と語ったと伝えた。
イエローラインはガザ地区内でイスラエルが制御する地域とハマスが制御する地域を分ける境界線で、今後の2段階休戦履行過程でイスラエル軍の追加撤退の判断基準となる見込みだ。この日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は米国のドナルド・トランプ大統領のガザ地区平和構想に基づく第1段階の休戦が「ほぼ完了した」とし、近く第2段階に移行できる可能性があると述べた。
第2段階にはハマスの武装解除が始まる場合を前提に、イスラエル軍が現防御線から段階的に追加撤退する方針が盛り込まれている。ザミール参謀総長は最後の死亡人質の遺体の送還が依然として課題として残っているとも述べた。彼は「我々の人質の大多数は戻ってきたが、最後に亡くなった人質であるラン・グビリ氏が戻るまで我々の任務は完了しない」と語った。
ザミール参謀総長は部隊員たちに「安住してはならない。すべての前線で備えを維持し、作戦規範を遵守しながら警戒と準備態勢を維持しなければならない」と命じた。続けて「イスラエル軍は奇襲戦シナリオに備えており、これは今後数年間の計画の礎の一つだ」と付け加えた。
イスラエル軍は10月、トランプ大統領のガザ地区平和構想に従いハマスと休戦に合意し、当時占領していた地点からイエローラインまで部隊を後退させた状態だ。














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