「ゴールドカード」を記録的速さで発行
約7億円の「プラチナカード」申請も予告

米国政府は10日(現地時間)、100万ドル(約1億5,555万8,402円)を支払う人に永住権を付与する「ゴールドカード」ビザプログラムの申請サイトを開設したと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じた。
サイトに掲載されたゴールドカード申請手続きによると、まず1万5,000ドル(約233万3,217円)を支払い、国土安全保障省の審査と承認を受けた申請者が、さらに100万ドルを納めれば「記録的な速さで米国居住権を取得」し、合法的な永住権者になるという。1万5,000ドルの手数料は返金されない。
サイトはまた「審査完了後に100万ドルを支払う個人は、米国に実質的な利益をもたらすことを示す証拠になる」とし「状況に応じて米国務省に少額の追加費用を支払う場合がある」と説明している。
サイトに掲載されたゴールドカードのデザインには、米国旗を背景にしたトランプ大統領の肖像が描かれ、下部に「トランプ・ゴールドカード(TRUMP GOLD CARD)」という文字と署名が入っている。
またサイトは「企業用ゴールドカード」も紹介しており、1万5,000ドルの処理手数料に加えて、カード承認を受けた従業員1人につき200万ドル(約3億1,103万1,953円)を納付する必要があるとしている。
ゴールドカードの承認を受けた申請者には、既存の就労移民ビザであるEB-1またはEB-2ビザが発給される。
トランプ大統領は年初にゴールドカードビザ導入を予告しており、9月にはプログラム新設の大統領令に署名した。
さらにサイトは、外国人が年間最大270日間米国に滞在し、海外で得た所得に対して米国での納税を免除される「プラチナカード」の新設も予告した。プラチナカードを取得するには1万5,000ドルの手数料に加え、500万ドル(約7億7,763万1,128円)を追加で支払う必要がある。
サイトは「プラチナカードの寄付額が500万ドルのまま維持される保証はないため、今すぐ待機者リストに登録すべきだ」と促している。
サイトによると、申請書と手数料の受領後、ビザ発給までには数週間かかる見通しだという。また、一部の国ではビザの需給状況によって最大1年以上待つ可能性もある。













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