
インド・ベンガルールのエネルギー系スタートアップ企業アルテオン(Alteon)が、太陽光と風エネルギーだけで約400日間飛行できる「インフィニドローン(Infinidrone)」の開発に着手した。
インフィニドローンは成層圏(18〜30km)で長期滞空するよう設計され、高度ごとに強い風の層と弱い風の層を上下しながら速度を得る。飛行中、翼に取り付けられた小型タービンが風エネルギーを電気に変換して蓄え、昼は太陽光を、夜は風エネルギーを活用して電力を確保する。
アルテオン側は、良好な風のコンディションで1時間充電すれば最大9時間の追加飛行が可能で、理論上は最大417日間の連続飛行も可能だと主張している。特に通信中継、監視・偵察(ISR)、海洋監視など、既存の衛星が担っていた任務の一部を代替でき、インドの沿岸監視コストを大幅に削減できると強調した。
ただし、400日飛行能力はまだ外部検証が行われておらず、実際の性能は今後の試験結果によって判断される。













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