
イスラエルは、オーストラリアのシドニーにあるボンダイビーチで14日(現地時間)に発生した銃撃事件を受け、海外の自国民に対して安全警報を発令し、屋外集会などの大規模な集まりを避けるよう警告した。Newsisの報道によると、イスラエル安全保障内閣は海外のイスラエル人を対象に声明を発表し、身の安全のための注意事項を厳守するよう求めたと、韓国メディアを引用した海外メディアが伝えたという。
そこには、警備隊の保護がないシナゴーグの行事を含む大規模な行事の主催や参加を避けるようにとの内容も含まれていた。イスラエル安全保障内閣はまた、イスラエル人はユダヤ、またはイスラエル関連の場所に対する警戒心を強化し、少しでも異常があれば直ちに治安当局に通報する必要があると述べた。怪しい人物や物も通報対象だとした。声明は過去の経験に照らすと、このような大規模な攻撃事件が発生した場合、同様の模倣犯罪が続けて起こりやすいとし、海外のすべてのユダヤ人、イスラエル人居住地域にも警戒強化を呼びかけた。
シドニーでの今回の銃撃テロは、ユダヤ人協会が主催した祭り「ハヌカ」に集まった1,000人余りの群衆に対して2人の銃撃犯が無差別に発砲し、大規模な惨事に発展した事件だ。犯人は1人が死亡し、1人は重体だ。現場で殺害された人数は16人に増え、数十人が負傷したとイスラエル政府は明らかにした。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は14日、これまで反ユダヤ主義の拡散に沈黙していたオーストラリア政府の態度を強く批判し、反ユダヤ主義に沈黙していた政府のせいでこのような惨劇が発生したと非難したとAP通信、CNNなどの米メディアが伝えた。
銃撃事件後、Australian National Imams Council(ANIC)、Council of Imams New South Wales、オーストラリア・イスラム評議会連盟は共同声明を発表し、今回の銃撃犯罪を非難した。また、責任者は全面的な責任を負い、法の厳しい裁きを受けるべきだと述べた。彼らは銃撃事件によってむしろムスリムに対する報復や憎悪犯罪の逆風が起こることを懸念している。
最近オーストラリアではガザ地区でのイスラエル軍の行動に反対する大規模な抗議が続いており、オーストラリア政府は9月、欧米のいくつかの国と共にパレスチナを国家として公式に認め、イスラエル政府の批判を受けてきた。













コメント0