テヘラン近郊の橋を空爆「手遅れになる前に合意を」と警告
イラン、ホルムズ海峡の新たな通航ルール策定へ
ブレント原油140ドル(約2万2,000円)突破、金融危機後で最高水準

ドナルド・トランプ米大統領が国民向け演説で今後2〜3週間にわたってイランへの強力な攻撃を続ける考えを示した翌日、米軍はテヘラン近郊の高速道路橋を破壊した。これに対しイランは、戦闘終結後もホルムズ海峡の統制強化を進める構えを見せており、海峡に面するオマーンと新たな管理計画を協議している。
2日(現地時間)イラン国営ファルス通信によると、イランの首都テヘランと西部カラジを結ぶ高速道路の橋は2度にわたる空爆を受けて中央部分が崩落したという。CNNやイランメディアなどによると、この空爆で8人が死亡し、95人が負傷したとのことだ。
トランプ大統領は同日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに橋が爆破される動画を投稿し「我々の軍はイランに残っているものを破壊する作戦をまだ始めてもいない」とし「手遅れになる前に、何も残らなくなる前に合意すべきだ」とイランをけん制した。
ニューヨーク・タイムズによると、米軍関係者は今回の攻撃についてイランのミサイル部隊やドローン部隊が使用する補給路を断つ作戦だったと説明したという。一方、イランの半官半民通信社はこの橋は開通しておらず、軍の補給路としても使われていなかったと反論している。イラン軍はこれに対する報復として、バーレーンの米軍基地やアマゾンのデータセンター、ヨルダンの米軍戦闘機などを攻撃したとしている。
イランはまた、戦後を見据えたホルムズ海峡の統制強化にも動き始めた。イラン外務省で法務・国際問題を担当するカゼム・ガリババディ外務次官は、ロシアのスプートニク通信とのインタビューで「ホルムズ海峡を通過する船舶を監視するための新たなプロトコル(規則)をオマーンと共に策定している」と述べた。その上で「戦争前の規則がそのまま適用されると期待すべきではない」と語った。
中東情勢の緊迫化を受けてブレント原油の現物価格は2008年の世界金融危機以降で初めて1バレル当たり140ドル(約2万2,000円)を突破した。米国産標準油種のWTI先物も4年ぶりに110ドル(約1万8,000円)を上回った。













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