米最新鋭空母「ジェラルド・R・フォード」、11か月の任務終え帰港

米海軍の最新鋭空母「ジェラルド・R・フォード」が、約11か月に及ぶ長期展開を終え、バージニア州へ帰港した。同空母は、イラン情勢やベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領拘束作戦などに投入され、ベトナム戦争終結以降で最長となる作戦展開記録を更新した。
16日(現地時間)、CNNやAP通信などによると、ジェラルド・R・フォードは同日、バージニア州ノーフォーク海軍基地に帰還したとのことだ。
今回の展開は、ベトナム戦争終結後の米空母としては最長の作戦期間となった。
帰港時には約5,000人の家族らが現地に集まり、艦艇が埠頭に入ってくる様子を見守りながら歓声を上げた。水兵たちも甲板の上から手を振って応え、一部の家族は「会いたかった」「帰ってきてくれてうれしい」と書かれた手作りのプラカードを掲げていた。
ピート・ヘグセス米国防長官は現地で、「フォード空母打撃群と駆逐艦部隊が遂行した任務は驚異的なものだった」と評価した。
ジェラルド・R・フォードは昨年6月にバージニア州を出港し、大西洋を横断して地中海やノルウェー海域で任務にあたった。
その後、今年1月にはマドゥロ大統領拘束作戦を支援するためカリブ海へ移動し、さらに中東情勢の緊迫化を受け、急きょイラン情勢にも投入された。
航海中には複数の事故や故障も発生した。今年3月には艦内のランドリー区画で火災が発生し、乗組員らが約30時間にわたり消火活動と再発防止作業にあたった。この事故で約600人の水兵が寝床を使用できなくなったものの、重傷者は出なかった。
米海軍制服組トップのダリル・コードル海軍作戦部長は、「空母は通常7か月程度の展開を前提に設計されているが、『ジェラルド・R・フォード』は11か月間海上にとどまった」とした上で、「こうした事例が前例となることは望んでいない」と語った。
また、「イラン情勢を含め、一生に一度あるかないかの事態が重なったことで長期展開となった」と説明した。
ジェラルド・R・フォードは、約130億ドル(約2兆640億円)が投じられた米海軍の最新鋭空母で、先進的な電磁式カタパルトを搭載し、小型無人機から大型戦闘機まで幅広い航空機を運用できることで知られている。













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