ウクライナ・ガザ・イラン停戦交渉が相次ぎ行き詰まり…トランプ大統領、袋小路に

ドナルド・トランプ米大統領が関与するウクライナ情勢、ガザ地区、イラン戦争を巡る交渉が相次いで難航し、国際政治の厳しい現実に直面していると米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が31日(現地時間)に報じた。
トランプ大統領はベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の排除作戦が成功した後、これをイランでも再現すると意気込んでいたが、イランは事情が異なった。
トランプ大統領は4月7日、米国とイランが停戦で合意した際、米軍作戦の終結条件として「ホルムズ海峡の完全かつ即時の開放」を挙げた。しかし、ホルムズ海峡が再開放されたとしても、イランが核開発を放棄する可能性は低いとみられている。
米国の介入による国際紛争で突破口見出せず
イラン側はトランプ大統領が米国内で激しい反発を招く軍事作戦の再開をためらっていることを見抜いているとされる。多くのイラン専門家は「イランは過去の米政権との交渉と同様に協議を数カ月から数年にわたり引き延ばそうとするだろう」と予測している。
ウクライナ戦争でも突破口は見えていない。
トランプ大統領は就任前に「24時間以内に戦争を終わらせる」と豪語していたが、戦争は5年目に入っている。

現在、トランプ大統領はウクライナ戦争についてほとんど言及しておらず、マルコ・ルビオ米国務長官も最近、終わりの見えない交渉に時間を浪費することへの不満を漏らし、他国がその役割を担うのであれば歓迎すると示唆した。
交渉内容に詳しい関係者によると、ロシアはトランプ大統領の特使スティーブ・ウィトコフ氏と娘婿のジャレッド・クシュナー氏の訪問を歓迎していない姿勢を示したという。
ロシア側は米国の実務グループとの定期協議を通じて安定した対米関係を構築したいと述べている。現在、駐ロシア米大使のポストは1年近く空席のままとなっている。
ガザ地区での戦闘も停滞状態が続いている。
昨年10月、米国の仲介でイスラエルとハマスは停戦合意に達した。イスラエル軍は3段階でガザ地区から撤収する予定だったが、ハマスが武装解除を拒否しているため、2段階の停戦は進展を見せていない。
対外政策には継続的な管理と後続対応が必要
専門家らはこうした状況について「米国の力に対する根本的な誤解に起因している」と指摘する。
NYTは「トランプ大統領の側近が述べたように、米国は空から核施設を破壊することは得意だが、ロシアやウクライナのような国家の政治状況を制御することは苦手だ」と伝えた。

新アメリカ安全保障センター(CNAS)のリチャード・フォンテーヌ会長は「外交政策は通常、長く困難な過程の連続だ」とし「トランプ大統領は複雑で根深い国際問題に迅速で簡単な解決策を構想した最初の大統領ではない。しかし決定的な違いを生むのは、大げさで劇的な発表ではなく、継続的な管理と徹底したフォローアップだ」と述べた。
専門家らは現政権の失策の一つとして、伝統的な外交の接触を欠いたまま、一度きりの電話会談や特使訪問に過度に依存している点を挙げている。
ジョージ・W・ブッシュ米政権時代にクレムリンと戦略的対話を主導した米国の外交官トーマス・グレアム氏は「モスクワの雰囲気が変わり、戦況も変化している」とし「ロシア経済の問題は深刻化し、政治的不満も高まっている。クレムリン内部ではこの状況をどう勝利に見せかけるか議論が交わされている」と語った。
さらに「交渉のプロセスは不可欠だが、現時点ではそのようなプロセスが欠如している」と指摘した。
イラン問題も同様に複雑だ。
バラク・オバマ米政権時代にイランとの交渉で中心的役割を担ったジェイク・サリバン氏は「米国はイランを爆撃しようとし、封鎖しようとし、脅威を与えようとしてきたが、今や袋小路に追い込まれている」と述べた。













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