露・ウクライナ双方のドローン飛来相次ぐ…ルーマニアが警戒強化

ルーマニアでは、上空と海上でドローンの衝突や爆発が相次ぎ、当局が警戒を強めている。6日(現地時間)、AFP通信など海外メディアは、前日午前10時30分ごろ、ルーマニア南東部のコンスタンツァ港で海上ドローンが爆発したと報じた。
ルーマニア国防省は「当該ドローンはロシアによるウクライナ侵攻で使用されているものと同型であり、ルーマニア軍が保有する兵器ではない」とした上で、「海上ドローンは爆発し、人的被害は確認されていない」と発表した。また、捜索の過程で海上ドローン3機が追加で発見され、コンスタンツァ港および黒海沿岸地域には避難命令が発令されたという。

ロシアの電波妨害で制御不能となったウクライナ海上ドローン、ルーマニア沿岸に漂着
今回コンスタンツァ港で爆発した海上ドローンは、ウクライナ軍のものと確認された。ウクライナ軍によると、この海上ドローンは黒海での作戦行動中にロシア軍の電子戦(EW)による妨害を受けて制御不能となり、ルーマニア沿岸まで漂着した後に爆発したという。
欧州連合(EU)のウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長は、「今回の事件はロシアによるウクライナ侵略の直接的な結果だ」とした上で、「EU東部国境に位置する国々への直接的な脅威が一段と高まっている」と懸念を示した。
また、ルーマニアのニクショル・ダン大統領も今回の事案を重大な安全保障問題と位置付け、「ロシアがウクライナに対して開始した侵略戦争の直接的な結果として、厳重な警戒態勢が必要だ」と強調した。

ルーマニアの上空と海上でドローン関連事故が相次ぎ、警戒感が高まっている。5月28日(現地時間)には、ルーマニア南東部ガラツィの集合住宅の屋上にロシア製ドローンが落下し、2人が負傷した。
これについてルーマニア外務省は、今回のドローン侵入を国際法および領空主権に対する重大な侵害であり、無責任な挑発行為だと非難し、必要な外交措置を講じる方針を明らかにした。ただし、この事案はロシア軍がウクライナ南部イズマイール港周辺を標的に実施した夜間ドローン攻撃の過程で偶発的に発生したものとされている。

ロシアのドローン、侵攻開始以降ルーマニア領空を数十回侵犯
ロシアおよびウクライナのドローンがルーマニア領内に侵入し、爆発事故が発生する背景には、国境を接する地理的条件と激化する電子戦の影響が複合的に存在するとみられている。
ロシアのドローンは侵攻開始以降、これまでに数十回ルーマニア領空を侵犯しており、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるルーマニアは、その都度F-16戦闘機を緊急発進させて対応してきた。
専門家らは、ロシアによるドローンの度重なる領空侵犯について、NATO東部防衛ラインの対応能力を試すと同時に、NATOへの警告を意図した計算された挑発行為であるとの見方を示している。
















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