
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日、ロシア軍のシャヘド型ドローンがチェルノブイリ原発跡地付近の使用済み核燃料貯蔵施設に大きな被害を与えたと明らかにした。ゼレンスキー大統領は、この攻撃について「意図的で極めて卑劣なものだ」と非難した。
攻撃を受けた使用済み核燃料貯蔵施設の受付棟には核燃料は保管されていなかった。しかし、このような機微な施設を標的とした攻撃については、最近激化している双方の長距離攻撃を踏まえ、ロシアによる直接的なメッセージとの見方も出ている。
チェルノブイリ近郊でのドローン攻撃は同日午前2時ごろに発生した。ゼレンスキー氏は「現時点で放射線の安全性に関する問題は確認されていない」としたうえで、「ロシアの傲慢さは、今回の攻撃でさらに浮き彫りになった」と述べた。
使用済み核燃料貯蔵施設は、1986年に原子炉の爆発と炉心溶融(メルトダウン)を伴う原発事故が発生したチェルノブイリ原発から約14キロ離れた場所にある。ドローンの攻撃を受け、約40平方メートルにわたって火災が発生したが、すでに鎮火した。負傷者は確認されていない。
ウクライナの原子力企業エネルゴアトムは、放射線レベルは正常範囲内にあると発表した。国際原子力機関(IAEA)も専門家チームを派遣する予定だと明らかにしたうえで、攻撃による相当な被害は確認されたものの、放射線レベルに異常はないとの認識を示した。
一方、前日には国際経済フォーラムの開催地だったロシア北西部サンクトペテルブルク近郊の港湾都市クロンシュタットに対し、ウクライナによる長距離攻撃が行われた。
















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