
米国のドナルド・トランプ大統領が放送インタビュー中、2020年大統領選挙の不正疑惑に対する根拠を求められ、司会者と口論の末、席を立った。トランプ大統領は主要放送局を「偏向したメディア」と非難し、インタビューを途中で打ち切った。
英ガーディアンや米ワシントン・ポスト(WP)などによると、トランプ大統領は7日(現地時間)に放送されたNBCの時事番組「ミート・ザ・プレス」のインタビューで、司会者のクリステン・ウェルカー氏と2020年大統領選挙、1月6日の米議会襲撃事件、いわゆる「反武器化基金」を巡って激しく対立したという。

最も激しいやり取りは不正選挙の疑惑に関する問答から生まれた。ウェルカー氏がトランプ大統領に、2020年大統領選挙が操作されたという疑惑とカリフォルニア州の不正選挙の疑惑に対する根拠を求めると、彼はNBCに向かって「偏向した放送局」と非難した。トランプ大統領は続けて「もうやめよう。十分だ」と言った後、マイクを外し、席を立った。映像にはウェルカー氏がインタビューを続けようとしたが、トランプ大統領が応じず現場を去る場面が収められている。

攻防はカリフォルニア州の開票手続きに関する発言からさらに激化した。トランプ大統領は一部のカリフォルニア州の選挙結果が選挙日以降も確定しない点を問題視し、「今、カリフォルニア州で再び起こっている」と主張した。遅れて集計される郵便投票などが選挙結果を変えるために利用される可能性があるという趣旨だった。
これに対しウェルカー氏は「それがカリフォルニア州の投票方式だ」と反論した。カリフォルニア州は郵便投票、投票箱の提出、仮投票、署名確認・補正手続きなどを幅広く許可しており、開票に時間がかかる可能性があるということだ。しかしトランプ大統領はこれを受け入れず、選挙操作の主張を続けた。彼は2020年大統領選挙を「操作された選挙」と再度主張した。ウェルカー氏がこれを裏付ける証拠を求めると、トランプ大統領は具体的な根拠を示すことなくメディアを批判する方向に話を転じた。
ガーディアンはトランプ大統領がNBCだけでなくABCやCBS、CNNなど主要放送局もあわせて批判し、米メディア全般に対する不信を表明したと伝えた。WPも彼が1月6日の米議会襲撃事件と選挙操作の主張に対して具体的な根拠を示さずにインタビューを終えたと指摘した。

インタビューは初めから険悪な雰囲気だった。ウェルカー氏はトランプ大統領が推進していた17億7,600万ドル(約2,845億6,000万円)規模の「反武器化基金」問題を尋ねた。この基金は不当な捜査や起訴を受けた被害者を補償する名目で言及されたが、1月6日の米議会襲撃事件の関係者まで補償対象になるのかという論争を呼んだ。
トランプ大統領は「素晴らしいアイデア」とし、基金構想に前向きな姿勢を示した。しかし、警察を攻撃した米議会襲撃者まで税金で補償すべきかという質問には明確な線を引かなかった。彼は米国のジョー・バイデン前政権が人々の生活を壊したと主張し、従来の「司法の武器化」主張を繰り返した。
攻防はすぐに2020年大統領選挙に移った。トランプ大統領は大統領選挙が操作されたという主張を繰り返し、ウェルカー氏は「証拠がない」という趣旨で反論した。両者の言葉が重なるほど雰囲気が激化し、トランプ大統領はこれ以上インタビューを続けない意向を示した。
アクシオスは今回のインタビューの主要な場面として反武器化基金、イラン問題、新たな戦争の可能性、農家のコスト問題などを挙げた。トランプ大統領はイランとの交渉が失敗した場合、軍事的選択肢を排除しないという趣旨の発言もした。しかしこのインタビューで最も注目を集めたのは、最後の衝突場面だった。トランプ大統領が司会者の質問を受けている最中に席を立ち、インタビューを打ち切る様子を収めた映像が拡散したことで、米政界では彼の選挙結果への異議申し立てやメディア批判が改めて論争を呼んでいる。
















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