メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「偽造品」流通で15兆円の経済損失…知的財産が世界中で侵害され、経済に大きなダメージ

川田翔平 アクセス  

引用=ゲッティイメージバンク

世界中で流通している韓国企業の知的財産権を侵害する偽造品の規模が、合計970億ドル(約15兆5842億円、2021年基準)に達することが明らかになった。これは韓国全体の輸出額の1.5%に相当する規模だ。

4日、韓国の特許庁によると、経済協力開発機構(OECD)はこのような内容を含む「不法取引と韓国経済(Illicit trade and the Korean economy)」の報告書を3日に発行した。報告書は、偽造品の流通による韓国企業の経済的損害を分析するために、特許庁がOECDに依頼した研究結果だ。OECDが韓国企業の偽造品流通による経済影響を分析した初の事例となる。

報告書は、世界中で流通している韓国企業の知的財産権を侵害する偽造品の規模が、2021年基準で合計970億ドル(約15兆5842億円)に達すると分析した。

世界中で流通されている韓国企業の偽造品二つのうち一つは電子製品だった。最も被害を受けた品目は、電子製品(51%)、織物・衣類(20%)、化粧品(15%)、雑貨(6%)、おもちゃゲーム(5%)などの順だった。韓国企業の偽造品の大半は香港(69%)と中国(17%)から始まった。

報告書は、韓国が世界的に革新的な国であるにもかかわらず、グローバルな価値チェーンにしっかりと統合され、さまざまな分野で偽造品に構造的に弱いと指摘した。OECDは、韓国企業の偽造品が流通すると、消費者は本物の代わりに偽造品を購入し、これが最終的に韓国企業の輸出などの国内外の売上・製造業の雇用・政府の税収などに悪影響を与えると分析した。

OECDは、偽造品の流通が拡大するにつれて、韓国企業の国内外の売上減少、製造業の雇用、政府の税収などに与える悪影響を定量的に推定した。

韓国企業の国内外の売上損失は61億ドル(約9786億円)であり、これは製造業全体の売上の0.6%に相当した。業種別では、家電・電子・通信機器が36億ドル(約5775億円)で最も損失が大きく、自動車が18億ドル(約2887億円)でその次を続いた。韓国の製造業の雇用喪失は2021年に13,855人であり、全体の製造業の雇用の0.7%に相当する数値だ。政府の税収面でも、2021年に合計15億7000万ドル(約2518億円)の損失が発生したとOECDは推定した。

キム・ワンギ韓国特許庁長は「韓国企業の偽造品流通は、単に個々の企業のブランドイメージを損なうだけでなく、企業の売上・雇用、税収などの国家経済に深刻な損害を与える」とし、「今回のOECDの調査結果をもとに、韓国企業の海外知的財産権の被害が最小化されるように支援を強化していく」と話した。

一方、韓国政府は昨年、韓国企業の知的財産権の被害対応を強化するために、昨年3月の緊急経済大臣会議で、オンライン偽造品のブロックを全世界に拡大し、海外で偽造品が頻繁に出現する業種に集中支援して民間と公共の共同対応体制を構築するなどの支援策を含む「Kブランド偽造品対応強化策」を発表した。

川田翔平
shohei@kangnamtimes.ja

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「家族を失った10代少年に銃を持たせ」...アフガニスタンの“狂気の公開処刑”に8万人が拍手!
  • 刑務所が“宴会場”に?インド中央刑務所で受刑者パーティー流出、VIP特権とISIS関与が波紋
  • 「母を返す代わりに金を払え」AIアバター広告に怒号、喪失感を商売化する新時代か
  • 「伝説の人間洗濯機復活、価格6000万円の衝撃」東京でついに一般公開か
  • 「反トランプ襲撃をでっち上げ」...事件を捏造した女の末路とは!?
  • 「フィルムを貼っても不安なのに」...iPhone17「Ceramic Shield 2」フィルムを貼ると性能低下の恐れ!?

こんな記事も読まれています

  • 「世界が二度見した」ロレックスを“ホイール化”したロールスロイス、宝石商の狂気の発想
  • 【総点検】三角板から救急箱まで“ないと死ぬ”5装備、プロが最後に残した結論
  • 「エンジン車とは別世界」EVユーザーが最初に理解すべき“根本の違い”
  • 「100円で守れる冬の視界」知らなければ事故も…ワイパー不調の“真犯人”
  • 「世界が二度見した」ロレックスを“ホイール化”したロールスロイス、宝石商の狂気の発想
  • 捨てられたと信じた2か月、家族を見た瞬間に“世界が戻った”保護犬カウの号泣再会
  • 「助けに来たよ」小さな声で寒さに震える子犬を抱きしめた少女…雪道1.6kmの“涙の決断”
  • 体重が落ち始める果物、ブルーベリーが“脂肪細胞を止める”瞬間

こんな記事も読まれています

  • 「世界が二度見した」ロレックスを“ホイール化”したロールスロイス、宝石商の狂気の発想
  • 【総点検】三角板から救急箱まで“ないと死ぬ”5装備、プロが最後に残した結論
  • 「エンジン車とは別世界」EVユーザーが最初に理解すべき“根本の違い”
  • 「100円で守れる冬の視界」知らなければ事故も…ワイパー不調の“真犯人”
  • 「世界が二度見した」ロレックスを“ホイール化”したロールスロイス、宝石商の狂気の発想
  • 捨てられたと信じた2か月、家族を見た瞬間に“世界が戻った”保護犬カウの号泣再会
  • 「助けに来たよ」小さな声で寒さに震える子犬を抱きしめた少女…雪道1.6kmの“涙の決断”
  • 体重が落ち始める果物、ブルーベリーが“脂肪細胞を止める”瞬間

おすすめニュース

  • 1
    「女性ホルモン不要」タツノオトシゴのオス妊娠、世界が驚いた“性役割の反転”

    おもしろ 

  • 2
    「世界一美しくなれば勝ちだ」18歳で決意した1,500万円整形 その先にあった現実

    気になる 

  • 3
    「集団で犯す」と脅した富豪、CAを追い詰めた8時間

    気になる 

  • 4
    刑務所が“宴会場”に?インド中央刑務所で受刑者パーティー流出、VIP特権とISIS関与が波紋

    国際・政治 

  • 5
    人類が作った最後の生命?制御不能の機械生物が砂浜を歩き出した

    気になる 

話題

  • 1
    NYの高級店で“性を条件に無料要求”偽インフルエンサーの異常手口

    気になる 

  • 2
    「老化は二段階で崩れる」44歳と60歳に現れる“危険な断層”

    健康 

  • 3
    米国40代女性、涙1瓶9万円…濡れた枕カバーまで売れる異常市場

    気になる 

  • 4
    【総点検】三角板から救急箱まで“ないと死ぬ”5装備、プロが最後に残した結論

    フォトニュース 

  • 5
    「母を返す代わりに金を払え」AIアバター広告に怒号、喪失感を商売化する新時代か

    IT・テック